アニメ聖地巡礼において「誰がライバルか」問題があります。
アニメ聖地巡礼は、とあるアニメ作品が好きなファンが、舞台となった場所を訪れる。しかし、とあるアニメ作品が好きなファンが、その作品だけが好き「なわけではない」ということを地域は見落としている。
「エヴァが好き」と「ガンダムが好き」は共存するし、「ラブライブ!が好き」と「ボトムズが好き」も共存する。
たとえば、スローループの聖地巡礼に横須賀市を訪れて、ふとマクドナルドを見たら「シン・ウルトラマン」のコラボ企画をやっていた。庵野さんのファンでもあるから、ついマックに入ってしまう。そんなケースは当然ある。
聖地巡礼に来ているのに、地元飲食店に入らず、チェーン店に足が向くのはナゼだ⁉︎という地域の方は仰る。その疑問を持つのは競争相手が見えていない証拠といえる。
アニメ聖地巡礼はコンテンツビジネス。勝負をすれば、すべてのコンテンツがライバルになる。自分のサービスをアニメファンが選んでくれるためには、何をしたらいいのか。
自社の事情、地域の事情、コンテンツの事情、ファンの事情を鑑みながら進めていくのはけっこう骨が折れる作業なのです。
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