丁寧に、指と唇と舌で、あらゆるところを優しくいたわった。ぼく自身も機能したが、結局、しっかりとした結合には、至らなかった。
彼女もぼくも、そのまま寝入り、彼女が動く気配で目覚めたときには、重い二日酔いと、それを上回る敗北感にさいなまれた。
と共に、沖縄にいる彼女の旦那さんが、突然帰ってくることは、ないのかな、とふと思った。或いは彼女の長男、拝見したことのある、お母さまが。
彼女は彼女に戻り、コーヒーを入れてくれた。
酔いがぶり返したが、快晴のなか、景色はとても見事なものだった。
広いバルコニーを見て、横浜の港から富士山までを、案内してもらった。彼女といっしょに、彼女の家にいる幸せに、酔いを忘れて包まれた。
この逢瀬は、何度か重ねた会食により実現したものだと、今振り返れば判る。
彼女はろくに知らなかったぼくのことを良く知って、ぼくという人物を確認し、上陸を許してくれたのだった。
しかし、再会の時までに、予想外のことが多々あったこともまた、後々知らされることとなった。
気品があってスタイルが良く、笑顔がとびきりステキな彼女の容姿は、小・中学生時代のまま、であったが。来週は、その辺りから。
気品があってスタイルが良く、笑顔がとびきりステキな彼女の容姿は、小・中学生時代のまま、であったが。来週は、その辺りから。
酔いすぎたこと。結合出来なかったことの敗北感を背負い、家路についたことが、今もよみがえる。
では、また。
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