みなさんこんにちは
今日は風が冷たい一日でした。また日立市近辺では大きめの地震が多かった一日でもありました。
さて今日はボール盤を使用する際の注意事項についてご説明致します。
こちらがボール盤です。鉄板や木板に穴をあける機械です。種類はいろいろありますが、弊社の太田工場では卓上型を使用しております。
基本的には作業方法は一緒です。キリ(ドリルのような先端のとがったらせん状のもの)の下に穴を開けたい鉄板等を置き、レバー(本体の上の方にある黒丸がついているハンドル)を引いて穴をあけるといういたってシンプルな工具です。
しかし、使い方を間違えると怪我をする恐れがありますので注意が必要です。
注意することとしてまず1つは、無理な穴あけをしないということです。一回で開かないようであれば下穴(本来開けたい穴より小さい穴を開けて穴をあける箇所を安定させるために空ける穴)をあけてから正規の穴をあけるということです。一回で空けられれば手間がかかりませんが、横着せずに2つのステップを踏むということは怪我防止の為にはとても大事なことです。もちろん小さい穴であれば下穴が無くても大丈夫ですが、とにかく無理して空けないということが大切です。
2つ目は手袋をしないということです。通常手を保護するために軍手等をして作業することが多いですが、ボール盤の作業に関しては逆です。なぜなら、手袋がボール盤のキリに巻き込まれる可能性があるからです。キリが回転して鉄板等に穴をあけますので、鉄板を抑えている手の軍手が巻き込まれて怪我するという事故事例が発生しています。
特に手袋の着用には労働安全衛生規則の第111条で使用を禁止しております。
下記がその条文です。
第111条 事業者は、ボール盤、面取り盤等の回転する刃物に作業中の労働者の手が巻き込まれるおそれのあるときは、当該労働者に手袋を使用させてはならない。
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