晴走雨読

永遠の0

今更ですが見てきました。

某隣国などでは戦争賛美の映画だとか言ってるらしいですが、
特にそんな印象は受けませんでした。

というか日本でこれまでに作られた数々の太平洋戦争の映画の
方がはるかに戦争賛美の映画だったように思います。

宮崎駿はこの映画を全否定してました。飛行機を愛する彼として
は、飛行機を単なる殺人兵器として使ってしまった特攻という
行為自体が許せないのでしょう。

でもそんなに特攻賛美的なものも感じませんでした、今までの
映画よりは。

それよりヤクザの描き方やラストがちょっと納得いかないという
か・・・

いずれにせよあの時代を舞台にした小説、ノンフィクションです
から史実とかイデオロギーは関係ないのかも。

それよりCG技術が発達したおかげで迫力のある映像が見られた
事は兵器マニア?としては満足でした。

例えば赤城だか加賀だかの空母のシーンとか、空戦でアメリカの
マスタングの12.7mm3連装機銃から薬莢がバラバラ落ちて
くるシーンなど、これまでにないコダワリの映像だと思います。

また戦争末期になるとゼロ戦がだんだんボロくなり塗装などもハゲ
てくるなど細かな描写もこれまでの戦争映画にはないものでした。

全体的な感想はなかなか泣ける映画ではありました。もっとも最近
はどんな映画でもすぐ泣くおっさんにですが。



5~6年前「男たちの大和」という映画で使われた実物大の大和の
セット。実物大とはいえしょせんセットなので迫力はなく大きさも
感じられませんでした。




愛知県の三ヶ根山にある墜落したゼロ戦のエンジン。
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