今シーズンのメンバー各々の活動を労い、たまにはみんなで歩みを揃えて…との企画から結成されました“みちのく踏破隊”、今回は総勢11名でのトレッキングツアーでした。
越後と会津とを結ぶ現在工事中である国道289号線の旧道…それが奥只見地方、地図上から消えつつある『八十里越え』と呼ばれる、野趣あふれ情緒豊かな趣がありながら優しさと厳しさを併せ持つ、昔々の山岳街道です。
実際は8里(およそ32㎞)の距離が、その十倍にも思えるほど険しい峠道であった事が、その名の由来と言われています。この峠道には鞍掛峠と木の根峠の、2つの大きい峠があります。今回は、この峠の最高標高地点でもある『鞍掛峠(標高965m)』を目指す旅です。

移動の車中では土砂降りだった雨が俄かにやんでくれました。初めての本格的な山歩きのメンバーもおり、みんな元気いっぱい・やる気もいっぱい・胸いっぱい…とそれぞれの思いを胸に出発です!!

遠くに雲海も望めました。あまりの急な気温上昇ぶりにワタクシも半袖一枚にッ!

地元有志の方々による縄がけがあるため安心して歩く事ができます。
このあと間も無く“椿尾根”に到着(8:20)。

小旅行の無事を願い、思い思いにお祈りしました…。
先日のS北街道もそうでしたが、峠道や登山道には必ずと言っていいほど、この神様は祭られていますね。

ほぼ中間でありながら、残る半分に要する時間はおよそ倍近く…鞍掛峠への登りの過酷さを物語っています。その核心部のお話はまた明日にでも…。