バイデンと岸田文雄は来た。
しかし、
モディが強引にまとめた首脳宣言は完全なロシア寄りであった。だからウクライナが激しく抗議した。
普通、アメリカ大統領が出席した国際会議でアメリカを無視したコミュケは絶対に出ない。バイデンはちゃぶ台返しをして帰国することもできたが、モディが相手ではできなかった。
ウクライナよりインドを選んだのである。
目先で支援しているウクライナより、BRICSやグローバルサウスの牽引者であるインドとの未来を選んだのである。
これでウクライナの敗北が決まった。バイデンはウクライナに新たな支援策を発表したが、まったく中身の伴わないものであった。アメリカも、ハンガリーやポーランドに代表される一部EU加盟国のウクライナ離れ、独裁化に傾くゼレンスキーに対する辟易感を肌身で感じていたことだろう。
やはり、BRICSにザウジ、イラン、UAE、エジプト、エチオピア、アルゼンチンの6カ国が加わることに相当なショックがアメリカにはあったのだろう。ここで首脳宣言に反対し、モディの顔を潰してしまえば、アメリカは完全に孤立するのだ。フランスもドイツもスペインもウクライナを見放した。もう、これまでのようなアメリカの顔色を見ながらのウクライナ支援も不可能になった。
折しも、アメリカの世論調査でウクライナ支援停止への賛成が半数を超えた。
もう、バイデンの言いなりになるのは日本だけになってしまった。スナクもかつてのようなアメリカ盲目追随ではなくなった。
今年のG20は、世界の勢力地図を変えた。
近く、バイデン、習近平、プーチンの三者会談がイスタンブールで開催されるだろう。
ウクライナの戦後処理は、処理水の岸田文雄に委ねられる。岸田文雄は、相変わらず何も考えられずホイホイと金を出し続けるだろう。
日本の大政翼賛会マスメディアも相変わらず言い続ける。
「ウクライナのためならエンヤコラ、もひとつ、ウクライナのためならエンヤコラ」。
内閣改造ではなく
内閣退陣とメディアトップの差し替えが必要なのだ。
この陽沈む国には。