次の夜を迎えた。子供達をお義母さんに預けて家を出る前に
優「お前は俺と別れてダイさんと付き合うのか?〇〇と〇〇(私の子供の名前)を連れてアイツの所で一緒に暮らすのか?」
私「別れたいと言ったのは優だよね?別れたいと言った時、貴方はなんて言ったか覚えてる?子供はイラナイって言ったでしょ?貴方がイラナイって言った子供達を私と一緒に迎えてくれるって言ったダイさんは素敵な人よ!」
と言って私は1人車に乗って待ち合わせ場所へ向かった。
待ち合わせ場所にはダイさんと車から降りてこないチカが先に来ていた。
挨拶をし、最後の話合いが始まった。
ダイ「慰謝料についてですが、せおさんと話し合った結果、優さんへ慰謝料請求しない代わりにせおさんとの再構築を希望します。夫婦の事なので他人がとやかく言える立場ではありませんが、旦那さん想いのせおさんなら再構築できると思います。優さんが再構築するなら念書を書いてもらいます。最後にチカ、せおさんと俺に手をついて謝れ!これが僕の条件です。」
私「私はダイさんの提案を受け入れ優が私と再構築するのであればチカさんへの慰謝料請求をしません。チカさんへは、謝罪と優への一切の連絡しない事を約束してもらいます。優、貴方にはチカさんと私とダイさんへの謝罪を要求します。以上」
優、黙って携帯電話を私へ渡す。そしてアスファルトへ膝をつく。
私は無言で優の携帯電話をブロック塀へ投げ付け破壊。拾いに行って足で踏みつけ、ゴミはポケットへ。
チカはブスっとした表情で不貞腐れていた。よほど謝りたくないのか?
最後まで人として最低な女。
私「チカさん、貴方は謝罪しないって事でしょうか?」
と声をかけるとダイさんが慌てて優の側へ連れて行き、無理矢理、膝をつかせた。
優「すいませんでした」
と土下座。
チカはふてぶてしく謝らない。
ダイさんが、無理矢理土下座させた。
私「チカさーーん、聞こえませんけど」
と大声で言うと
ちっさい声で「すいませんでした」
土下座してる頭をかち割ろうかと思ったが衝動は抑えてチカさんの手に持っていた携帯電話をダイさんに割って貰いました。
まだ時代はガラケーだったので、折りたたみ携帯電話は真っ二つwww
電池パックを抜きダイさんのポケットへ。
ゴミは自宅のゴミ箱へwww
すすり泣くチカを横目にダイさんが作った念書にサインする優。
念書の内容は、細かい内容と期限は無期限。違反したら300万一括で支払うとデカデカと書かれてましたwww
優、親指で判押してましたwww
これで終わったと思いきや、泣いてるチカを車に乗せたダイさんが、優の目の前で
「せおさんとはこんな出会いでしたが、優さんと別れるのであれば連絡下さい。迎えに行きます。」
と満面の笑顔で握手をして別れました。
私もそのまま車に乗り、ダイさんが最後に握手した際にコソッと手渡した物を見てみると先程の念書でしたwww
粋なサレ夫ダイさんでした。