ネットワーク花ばたけブログ

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一緒にいれば幸せになれる

2016-10-23 21:01:04 | 日々
ひつじがダウン症だと
わかったのは
生まれて3日目で
看護師さんが顔を見て気づいたそうです

産婦人科の先生は
ひつじ私にそっくりだったので
すぐには気づかなかったそうです


4日目の朝「ダウン症の疑い」があり
検査の為、日赤に移動します
と、お話がありました

保育器に入っていたひつじ
看護師さんに抱かれて行ってしまい
私は産婦人科に1人残されました

その日から

ビニールのパックに初乳をしぼり
保冷バッグに入れて
日赤まで毎日、旦那に運んでもらいました

でもね、

赤ちゃんがいないと
オッパイって出ないのよね

赤ちゃんの泣き声とか聞こえると
出るんだよね…


ここら辺の時が1番辛かったな


オッパイが出ない自分が赤ちゃんに
何もしてやれない無力さと

「ダウン症」についての知識が全くない
自分の不安を埋める事ができず


ふと、旦那を見ると…


私より不安な顔で参ったなぁ…。

日赤の看護師さんには
電話で赤ちゃんの様子を聞けました

吸う力が弱いので哺乳瓶の口をいろいろ
試してくれて体重も少しづつ
増えていって
私と同じ日に退院できるように
赤ちゃんも看護師さんも頑張って
くれました


退院後、
実家に戻りましたが
ひつじ姉もいて落ち着かないので
すぐに自宅に帰りました


怪獣まっさかりの2歳児のひつじ姉に
手がかかるので
ひつじが小さい声で泣いていても
気づいてやれなかったり

夜泣きのひつじ姉を抱っこして
夜中ゆらゆらして
途中で旦那に交代してもらい
旦那からまた交代して
朝になったり



旦那の帰る時間に真っ暗な部屋の中で
子供たちと3人で寝てて


「夕飯って?」と旦那が起こす事も
ありました


それでも
3ヶ月を過ぎると

ミルクのおかげ


そう!



ミルクは旦那でも作って飲ませられる!



お父さんの心も育つ!



ミルクは栄養満点!



この辺りから元気復活しました



今のようにネットも身近ではないので
情報も無くて
最初に関わった病院だけが
情報源だったんですね


私の支えになってくれたのは
同じ年くらいの子を持つ
同じ団地に住む並びの人たちでした


今でも感謝しています


その時の団地に住む並びの人たちは
全員、一戸建てに移り住み
当時、一緒に遊んだ子どもたちも
成人して今は社会人です


ひつじは今年22才

ずいぶん前になった話ですが

ひつじの事で私が泣いた
のはその時だけです
わからなくて不安だったけど
「運」がある子だなと思って

いや、

「運」がある子だと気づいて
一緒にいれば幸せになれる気がした
「予感」は当たりました

学校に対して
腹の立つ事はありましたが
その時々で
助けてくれたり味方になってくれる人も
いたし
流れに逆らうばかりよりも
流れに任せる時があってもいいなと
思えるようになりました


いろんな経験を積めたのは
ひつじのおかげです


今はひつじとの距離を
どうしていくかを考えています


大好きだから
いろいろ考えています

これも流れに逆らうのではなく
流れ任せるいい具合が見つかればと


親だからだけではなくて


いいやつなんだなぁ


今は毎日楽しくて
忙しくていい感じです


ひつじも同じだといいな


さあ、明日もがんばりましょう〜♪







来てくれてありがとうございます
管理人のseroriでした。
しんどい時のことは忘れないもんだなぁ
だから、楽しいことがたくさんあると
たいしたことじゃなくなるかもね〜