カノケンブログ

'22ステラ。


もう手に入れた方も沢山いると思います。
ウチにも新品でグリス変更&組みの精度を上げる為の組み直しのご依頼をするマニアな方が沢山いらっしゃいます。
このブログをご覧になられてる皆さんの中でも、

'22ステラはノイズのムラがかなりある、や
新品なのにノイズが凄い等。

色々なSNS等で自称エキスパートみたいな方々が無責任に書いてるのを見た事があるでしょう?
口コミは恐ろしい物で、一気に今度のステラはムラがある等と口にする人が増えます。
確かに工業製品の誤差はありますが何故無責任かと言うと、その原因までを明確に説明して納得させる自称エキスパート君は1人もいないからです。

僕は自称エキスパートでは有りませんが、専業の本職なので原因を説明してみます。
「シュルシュル音」
のほぼ100%はクラッチからの音です。
稀にマスターギアのクリアランスが季節により調整ワッシャが膨張して詰まりすぎ原因になる時もありますが、ほぼクラッチからです。

クラッチローラーですが2つのサイズの違いに原因があります。
右側が'22、左側が'10ステラの物。
正確に言えば'14ステラからクラッチは新造のコンパクト化された物になり、'18ステラも同様、'22ステラは'18ステラと同じ物が使われているので'22ステラからノイズがと言われている人のレビューはかなり当てになりません。
ちなみにですがコンパクト化され始めた'14ステラのクラッチは新品で逆転のトラブルが多発して対応品として設計を見直ししたりしましたが、このモデルのみの搭載になり
ある意味レアモデルとも言えます。

では何故'14モデルのコンパクト化からノイズが増えたのかといえばローラーの外径の長さが理由です。
同じ番手、同じギア比で同じ速度で巻き取ったとしたら外径が小さい方が回転数が多くなるのは誰にでも理解出来ると思います。
余分に回転数が増えた分、当然ノイズも増えます。
当然で当たり前な構造上の理由だと思いませんか?
逆に言うなら、そこまでのメカニズムの構造を理解する発想も無くSNS等で語るのはあまり真に受けなくても良いと思ってます。

使い込むに連れて余分なクリアランスが削れて音が小さくなる事も正しくメンテナンスをした上では良くある事ですので、新品で決めつけたレビューをするのもどうかと思いますよ。
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