カノケンブログ

キックバック現象。


おはようございます。
本日作業初めはこの子、
シマノ/TP
本体グリスアップ作業からです。

先日ゴメクスさんとプロ契約された飯島プロ、おめでとうございます、このお客さんもゴメクスノブです、3年位前から一気に人気が出ましたよね。

所で、皆さんの中でリールを巻くとコツコツすると言う人はいませんか?
コツコツの原因ヵ所にもマスターギアクリアランスや色々と有るのですがその中の1つで、
「キックバック現象」
があります。

近年のリールだとハンドルが逆転や逆転に近い遊びやガタを無くすためにワンウェイ(一方向)ベアリングやクラッチ構造が使われていますのでローター回転には遊びがありません。
逆に言えばこの構造はローター回転の逆転、遊びを無くす為の構造でもあります。
キックバック現象とは、それ以外の特に各ギア周りで起きる微妙な隙間や遊びで起こる逆転現象です。

いつもの手書き図ですが、絵が下手くそですみません(笑)
これはピニオン、マスターギアの歯車の接触面だと思って下さい。
ココと印したのが接触面クリアランス、隙間です。
この隙間が0だとハンドルは回らなくなります。

キックバック現象が強く現れるのはXG等、超高速回転するギア比でPGになる程 全く無く無いですが気付きにくくなります。
高速で回るのを止めた時に隙間の分ギアが跳ね返り反対側のギア面にぶつかり止まる、そのギア面を叩く音がコツコツ音の原因の時があります。

あるいは、以前ブログに書いた ハンドルを1番上から下におろした時と1番下から上に上がる時では使う筋肉が違う為・・・と言うのを書きましたが あれに当てはめハンドルを回転させる速度とギア回転速度の差が大きくなる程、キックバック現象は現れます。
また、止めた時の速度と同じ速度で跳ね返るのでなおさら音が目立ちます。

そこで冒頭の写真の様にグリスアップが必要になります。
キックバック速度を落とし出なくするためにソルト仕様の様な粘度のあるグリスでクッションの役目をさせる訳です。

今回は少し分かりづらかったでしょうか?
お会い出来る方はその時に直接説明しますのでお気軽に声を掛けて下さい、共に向上しましょう。

本日も張り切って行きましょう、よろしくお願い致します。
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