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今日はオーバーホール直後にお問い合わせが多い例を紹介します。
以外に多いのが、
「カチャカチャ」や
「カタカタ」
と音がする。
これはクラッチノイズです。
特にこれから寒くなる時期が多く。
理由は、メーカーではクラッチへの注油はしないでと言っていますが、日常メンテナンスをしていると微量ながらオイルが回ります。
オーバーホール時にもノイズを抑える為に微量なオイルを予め塗りますが、自然に回る微量と意図的に塗る微量が以外に難しく、最近はローラー部に1つ飛ばしで微量を塗ったりと試行錯誤をしています。
ただ、それでもこれから寒くなる時期はオイルが固くなりローラーが正しい位置に戻りづらくなりローター逆転症状が出てしまう為に組み立て時はノンオイルで仕上げ、所有者がメンテナンスをすれば鳴りやむようにしています。
この状態は逆の言い方も当てはまり、
数年間オイルメンテしかせず1度もオーバーホールに出した事が無い人はオイルが回りすぎ逆転する場合もあります。
その相談を受けた方はベアリングだけ洗浄すれば直る事が多いです。
ただ、この場合は余りにも古い機種は当てはまらず、クラッチ磨耗等、根本的な原因になります。
では、ノンオイルでも新品の時は何故しないのかと言われる方もおり。
冷静に考えれば当たり前です。
クラッチローラーとインナーのクリアランスが変わっていくからです。
使うにつれ磨耗して隙間が大きくなる分、ノイズは出ます。
クラッチだけに限らず、
「新品の時はそんな音しなかった等。」
言われる方がよくいますが、そんなの当たり前で、後は所有者の知識レベルでも差が出ます。
車だってどんなに大切に乗っても新車より良くなる事は無いですし、100歳のお爺さんが3歳の頃は腰なんか曲がっていなかったのになんて言う人は居ないのと同じです。
それが理解出来ればナンセンスな事言ってたな~と思ってもらえると思います。
参考にしてみて下さい。