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カノケンブログ

パーフェクトメンテを目指し…③

さて、シャフトを曲げて行く訳ですが…

シャフトを挟む部分によっても全く変わってきます。
B点が歪んでいる原因の場合、A点を掴み図の下に曲げた場合、B点の歪みは取れません。

C点を支点に全体的に下に曲がりますので、この場合B点を挟み曲げ、C点を挟み全体に曲がってしまった歪みを調整、
です。

数回やると何となく分かってくると思いますが、同時に「こんな力で簡単に曲がるんだ…」
と言う事も体を通じた経験として分かると思います。

少し調整して装置、回転、外して調整。

ツボが見つかるまで数十回、数百回でも繰り返します。

勿論、機種によってはパーツ同士のクリアランス部に気流が入り風切り音が消えない物も勿論あります。

磨耗したパーツ同士が擦れ合う音も消えません。

そして、歪みを取り除いても同じ使用者であれば、同じ症状は必ず出るでしょう。

この歪みは、良い言い方をすれば、使用者の癖が付いたアタリとも言えますしね。

ただ…ツボにハマり、一時的にでも歪みが取れた愛機は、本当に調子の良さそうな音を出し回りますよ…。

その様な状況に出くわした時には是非挑戦してみて下さい。

コメント一覧

カノケンです…
yukiharuWakatomoさんへ…
コメントありがとうございます。
早速試して頂け光栄です。
僕自身も 依頼者の愛機を通じ様々な経験を学ばせてもらっています。

僕がお客様に掛けた迷惑の分、伝えられる技術は隠さず教えてあげたいと考えます。

これからも応援よろしくお願い致します。
yukiharuwakatomo
早速試してみました!
いつも為になるアドバイスありがとうございます。
不調を感じながら使い続けていた初代アンタレス、もしかしてと思い画像のC点にベアリングをはめて回してみるとB~Aにかけて見事にブレてました。
何度も回してみてから取り合えず指のちからで修正してみると少しはブレが収まり、装着して回してみると・・・。
びっくりです。今まで妙な振動があった回転があまり気にならなくなりました。
OHしてベアリングを交換してみても直らないので諦めてましたが。
これは凄い!!
後でメタたちも検査してみたいと思います。
ブレてるとシャフトの途中が摩耗してるんですね。これからはこまめにチェックしてみます。
また良いメンテナンス情報期待してます。
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