写真は’04ステラに採用されているオープンタイプのベアリングです。
オープンタイプもスプール周りなど回転に関わる場所での有利性は認めますが、内部においては問題アリです。
特に水洗いをされる前提のSWなどは水洗い後の水抜けは確かに良いですが、抜けが良いと言う事はグリスも早く抜けると言う事。
OH依頼時、このオープンタイプベアリングにグリス分が残っている事はほぼありません。
ベアリングが回転するだけでグリスは外に押し出されてしまいますし………。
特に高負荷の掛かるピニオンギア支点部のベアリングはガタガタになりローターが暴れている事が多いです。
オイルの保護性能だけではとても持ちません(対象魚種にもよりますが)。
水洗い後のメンテナンスで油分を取り込み辛うじて耐えているカンジです。
写真左側の2つはグリスを塗り込んだ状態。
これだけ塗ってもソルトの方だと3ヶ月持たないでしょう。
ウェダーで立ち込みシーバス釣りの方は1ヶ月持たないと思います。
勿論、釣行回数にもよりますが。
このオープンタイプベアリングをシールドタイプに交換し耐久性を上げるのも立派なチューニングです。
ちなみに、シマノの現行リールではこのオープンタイプベアリングはほぼ採用されていません。
理由は時代の流れによる様々な事でしょう。
自分の釣りに合わせネガを潰していくチューニング。
結果それがお気に入りの一台に変わって行きます。
参考にしてみて下さい。
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