ワインバーでのひととき

フィクションのワインのテイスティング対決のストーリーとワインバーでの女性ソムリエとの会話の楽しいワイン実用書

5 特急列車の売り子 110ページ目 

2011-10-15 20:49:33 | ワインバーでのひととき1~5アイデア集
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桃子     コーヒーの香りは、カフェ・カルチャーのようなワイン自体の香り

       ではなかったのですね?

佐山社長   ああ、白ワインにコーヒーの外皮から抽出した濃縮エキスを加えて

       いるそうだ!

桃子     それじゃ、これはコーヒーワインですね?

       名前は?

佐山社長   セレロだよ。

       もう一本、試飲して、食事をしよう。


 佐山社長は、3本目のワインをソムリエに頼み、二人に注いでもらった。


佐山社長   どうだね、このワインは?


桃子     ブドウ品種はシラーズ、オーストラリアのシラーズだと思うわ!

       コーヒー、スパイス、チョコレートなどの香り立つ、非常に華やかな

       ワインね。

       わー、とてもおいしいワイン!

佐山社長   とても滑らかな口当たりのワインだね?

桃子     オーストラリアのシラーズで合っている?

佐山社長   紙を取り払うよ。

       桃子さんの推察通りだ。

       オーストラリアのシラーズで、ワイン名はウルフブラス ゴールド・

       ラベルシラーズだよ。
          


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