招かざる客
2011-08-08 | 詩
ボーっとうつむきながら
入り口に入った。
「うっ!」
二三歩歩いたところで慌てて引き返した。
なんともいえない違和感を覚えた。
生まれて初めての経験だった。
そういえば前にこんなことがあった。
その後ろ姿を友人と思い込み
挨拶のつもりで「よっ!」って軽く頭をポンと。
そのときイヤな予感の矢は放たれた…
矢は時を超え
源氏、平家が固唾を呑んで見守る中
見事扇の的に命中。
ふと我に返るとイヤな予感的中。
…ドウゾフリムカナクテモケッコウデスカラ…みたいな。
そんな気まずい感覚に似ていた。
そこは
女子トイレだった…