「アノニマス・ライフ:身分秘匿の日常」

身バレに注意しながら、身の回りのことを書いて、憂さ晴らし。

アトピー性皮膚炎と向き合う

2024-10-13 09:22:23 | 日記

読売新聞2024年10月12日掲載の「人生案内」を読みました。

アトピー性皮膚炎がひどすぎて、夜も眠れない。という内容でした。

わかります!私もそうでした!

シーツに血はつくし、皮膚の剥がれカスは散らばるし、そして眠れない・・。泊りがけの旅行なんて行けません。

症状・程度は人それぞれですが、私も「人生案内」の神奈川県K男さんと同じ状況でした。

10代、20代のころは、引っ越しなどもあり、いろいろな皮膚科に相談しました。

同時に本も読みあさりました。

医師の指導と読み漁った本の内容のまとめとなりますが、私のたどり着いた治療法を記載します。参考になると嬉しいですが、「もうやってるよ!でもダメなんだよ!」という内容かもしれません。私自身、今でも定期的に皮膚科のお世話になってます。夜眠れるくらいには改善したという個人的な体験から、お勧めの方法を書いておきます。100%の効果は期待しないでください。

 

●治療に入る前に

アトピーの原因は様々です。

ホコリ・汚れ・汗・刺激・ストレス・・。肌は排出器官であり、この現象は炎症であることも自覚しました。

肌を荒らす原因をできるだけ避けて、一度でも肌の状況を良好な状態にもっていければ、次に悪くなる時の程度が軽くなります。

 

下記①~⑧は治療中も治療後も続けていくと効果的です。

①部屋と寝具はきれいに。

②酒は控える。

③辛いものなど刺激物は食べないように。

④腸内環境を整える。(脂っぽいものは避け、ヨーグルト、バナナ、サツマイモ、海藻類などをとる)

⑤ストレスから逃げる(こだわりを捨てる、息を深く吐く。瞑想を学ぶ。などなど)

⑥直射日光に当たらない

⑦ワセリン・ガーゼ・テープ・包帯を買っておく。

⑧ヒーリングミュージックのプレイリストを作っておく。

 

●いざ、通院

皮膚科で薬を処方してもらいます。一度の通院でたくさんの薬をもらえるところのほうが楽です。

●いざ、治療

出来れば、一週間くらい仕事を休みたいものです。そうもいかないので、金曜の夜から治療します。(土日が休みの前提です)

<金曜の夜>

仕事も終え、家に帰ったら、食事して風呂に入ります。

出来るだけのんびりと。よく泡立てた石鹸で全身を洗い、湯船にゆっくりつかります。

お風呂から上がりましたら、こすらないように、ポンポンと体の水気をとります。

とりましたら、顔・体・に処方されたステロイド剤をつけるのですが、付け方に工夫があります。

 

ステロイド薬の付け方

たっぷりつけます。こすってしみこますとか思いがちでしたが、塗布面がテラテラする感じで患部に付けます。自分の場合、首、肘裏、膝裏、手首、背中など、割と全身に広がっているときは、この一回で一本無くなるくらいでした。

また、惰性で薬をつけていると、薬が患部にしっかり届いていないことがあります。片手で患部を広げながら、あかくなっている傷口に薬をつけてください

つけたら、着心地の良い寝間着に身を包んで布団に入ります。症状がひどいところは、ガーゼや包帯などをゆったり巻いてください。飲み薬を処方されていたら飲みましょう。

 

布団に入る

ジクジクして寝付けないでしょうか?

そんな時こそ、用意しておいたヒーリングミュージックをかけてください。

音に集中しながら、深く息を吐いていくと心が落ち着ついてきます。

息を吐きながら、ゆっくり10数えます。そこそこつらいと思いますので、息をすって、また息を吐きつつ10数えます。これを繰り返し「なんか落ち着いてきた」と思ったら寝てるはずです。

それでも「かゆい」となるかもしれません。夜中に目が覚めるかもしれません。

その時はポリっと、ひとカユして終えましょう。

今までは、血が出るまでかかないと気が済まなかったかもしれませんが、そんな必要はありません。自分に言い聞かせましょう。

背中が熱くなって寝付けない?アイスノンをタオルに巻いて背中にしきましょう。

 

土曜日の朝

どうでしょうか?一晩で結構よくなってませんか?

薬を処方されたときに説明があったかと思いますが、薬の使用は「朝晩一日2回」までです。ステロイドでかえって症状が悪化したとかいう人は、使用回数をオーバーしてるケースが多いらしいです。

土曜日の朝も、金曜の夜と同様に風呂に入って、薬を塗ります。

もちろん、土曜、日曜と予定は入れません。のんびり過ごしましょう。ボ~っとするのが苦手でしょうか?瞑想のメソッドを習得しておくと良いでしょう。

日中、かゆみを感じてきたら、冷たい水またはぬるま湯で患部を洗ったり、シャワーを浴びてみてください。そのあと、ワセリンを塗って保湿します。可能であれば、ガーゼを巻いて患部を保護してください。

ワセリンのベタベタした感じは苦手ですが、風呂上りに軽く体の水気をとって、残った水分でとかすように塗り広げるとスッキリとした付け心地になります。

ガーゼは面倒でもこまめに取り換えたほうがよいです。ジュクジュクしている状態が一番悪い。

食事もヨーグルト、ナッツ、味噌汁など、腸内環境を優先したものをとりましょう。

 

そして、薬ですが以下の要領で徐々に減らしていきます。

黒丸のところが、薬をつける日です。

最初の一週間は毎日、薬をつけます。(毎朝、風呂に入らなくてもいいです)

これでかなり良くなっているはずです。そのためにも、出来れば一週間仕事は休みたいところです。

この一週間は、ストレスフリーで過ごします。

 

次の一週間は、一日おき、さらに次の一週間は二日おき、次の一週間は三日おき・・といった感じで、徐々に薬を減らしておきます。(症状が悪化したときは、一日2回を上限に、適時、薬を塗布しましょう)

ここで大切なのは、症状が改善したから薬をつけることをやめてしまわないよう注意することです。

炎症というものは火事みたいなもので、ボヤが残っているとすぐに再燃焼してきます。完全に鎮火させることが重要です。

週に一回つけるくらいのペースになったら、すっかり改善され、再燃焼しても以前ほどひどい状態にはなりずらくなっていることでしょう。

「一度よくなれば、ぶり返しはすくない」と書きましたが、さらにいうと、良い状態の期間が長ければ長いほど、ぶり返しは小さく収まります。

毎日、風呂上りにワセリンは塗ります。

 

●症状が改善してから

「治療に入る前に」で記述した①~⑧の項目を忘れず、過ごしていれば、そんなにひどい感じにはならないでしょう。逆にいえば、

①部屋と寝具が不潔

②酒を飲みすぎる

③辛いものなど刺激物を食べ過ぎる

④腸内環境ズタズタ(脂っぽいものばかり食べてる)

⑤ストレスフルな毎日

⑥直射日光にあたり過ぎて、汗だくだく

・・この中の1~2項目がきっかけで、ぶり返すことになります。

 

神奈川県のK男さん、「憎しみに向き合う」前に、今一度、体質改善に向き合ってみてください!

私の知り合いで、「漢方で良くなった」という人もいます。保険適用できるところもあるそうなので、一度調べてみてはいかがでしょうか?

 



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