スペインとボスニアヘルツエゴビナの試合を見た。ユーロの無残な敗退でサエスが辞め、7月に監督になったばかりのアラゴネスが、いったいどういう手腕を発揮するのかと期待したのだが、アラゴネスはサエス同様、ラウルを先発で使っただけでなくキャプテンまでやらせた。もう1人のFWはレジェスで、バレロンもホアキンも入れなかった。ビセンテには誰も異存はないだろうが、ツーボランチはアルベルダとバハラ。これもサエスと同じ選択だ。サエスがなぜ失敗したのか突き詰めたとも思えないこの顔ぶれを見て、これはダメだろうと思った通り、結果は1-1の引き分けに終わった。スペインの1点は、ビセンテが1人で持ち込んですばらしいシュートを叩き込んだもので、まったくビセンテひとりの個人技によるものだ。
モリエンテスを入れて3トップにし、バレロンを入れたが下げたのはバラハだったので、バレロンは前でプレーできず得点シーンを作れなかった。そしてボランチの位置でパスミスを犯し、奪われたボールを一挙に運ばれて決められた。まったく下手糞な采配だった。
ラウルはまったくダメだ。オーウェンが入ったからレアルでも出番が激減するだろう。なぜフェルナンド・トーレスを呼ばなかったのだろう。モリエンテスでもいい。ラウルより、はるかに得点の香りがする。モリエンテスとレジェスを組ますか、バレロンを入れて3トップ気味にするか、ワントップにしてバレロンの左右にビセンテとホアキンを入れるとか、山のような人材がいるのだから、選択肢はいくつもある。この組にはデンマーク、セルビアモンテネグロがいる。大鉈を振るわないと、ドイツ大会に出場できる保障はない。そういう危機感を持つべきではないか。
モリエンテスを入れて3トップにし、バレロンを入れたが下げたのはバラハだったので、バレロンは前でプレーできず得点シーンを作れなかった。そしてボランチの位置でパスミスを犯し、奪われたボールを一挙に運ばれて決められた。まったく下手糞な采配だった。
ラウルはまったくダメだ。オーウェンが入ったからレアルでも出番が激減するだろう。なぜフェルナンド・トーレスを呼ばなかったのだろう。モリエンテスでもいい。ラウルより、はるかに得点の香りがする。モリエンテスとレジェスを組ますか、バレロンを入れて3トップ気味にするか、ワントップにしてバレロンの左右にビセンテとホアキンを入れるとか、山のような人材がいるのだから、選択肢はいくつもある。この組にはデンマーク、セルビアモンテネグロがいる。大鉈を振るわないと、ドイツ大会に出場できる保障はない。そういう危機感を持つべきではないか。