今年も、越前ガニ漁解禁のニュースを、何度も目にした。
毎年、毎年、今年こそはと思いながら、」結局もったいない、贅沢と、断念してしまう。
人に喜んで貰える分には惜しくないのに、貧乏症か見え張りか、自分達へは、安さ優先!で、結局後悔。
でも、テレビで目にするたびに、あの味を思い出す。
味の記憶って、消える事がない。だから、もう味わう事の出来ない、懐かしい田舎の味が、恋しくてたまらない。
今は、ブランドになってしまった、越前がに。足の速いその雌のセイコがには、子供のころ、冬の楽しみなおやつで
新聞紙を広げて、かにを山盛りにして、家族そろって食べたものだ。
今ではいっぱいが、2千円、地元ですら気軽にとはいかない代物になってしまった。
年を重ねるにつれ、子供の頃は、ちっとも美味しいと思わなかった料理が、食べたくて仕方がない。
煮しめやぜんまいわらび、ふきずいき、白松茸に菜っ葉ごはん。水ようかんに合わせ柿、今では贅沢品になってしまったし、
こちらでは手に入らない.恋しいのは、母親の味なんだろうか。
私には私の味って、あるのかなあ。
彼が、この味って思えるもの、あるのかしら、、、ないかも、主婦失格!
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます