①私は場末の工場勤めのライン作業者です。
其の工場は平屋建てで、ペットの犬や猫を何匹か飼って居ます。
休み時間に、工場の外の、モーテル街になってる柄の悪そうな道路に出て休憩して居たら、工場の出入口からヤン車が何台も出て来ました。何の車も慌てて出て来る様子で、前の車に追突する車も居ます。
私は咄嗟に其れ等の車が工場のペットを攫って出て来て居るのだと疑いました。
然し、何の証拠も無く、ヤン車の連中に絡むのも危険過ぎます。
不図横を見ると、マジシャンの様な黒いスーツを着た、10代後半から20代前半位の頼り無さそうな男性が居ます。私の夢の設定では結構有名な探偵です。京都の目川探偵並の有名人です。
其の人に近付くと、彼はズボンのポケットからボロけた赤い革製の定期券入れを出して来ました。
私は
「すいません。名刺は持って無いんで」
と言いました。
彼が定期券入れから出したのは名刺では無く、探偵で有る事を表す、黒い身分証明書の様な物でした。
彼も名刺は持ってませんでした。
身分証明書も定期券入れ同様、ボロけてて、角が折れてました。
身分証明書を仕舞った彼に私は
「あの車は工場の犬を攫って行ったと思いますか?」
と尋ねた所、彼は
「いや、違うでしょう」
と答えました。
此処は彼の判断に任せて冷静に対処した方が良いと思いました。其処で夢は終わりました。
②高級ホテルに泊まりました。
其の時、アジアの国の高貴な一族が日本に来てて、3頭立て位の馬車で移動して居る様子をテレビか何かで見ました。馬車は黒くて屋根が付いてます。シンデレラが乗る南瓜の馬車を黒塗りにした様な感じです。
私はホテルのロビーの入口に来ました。
入口は直径3m位のガラス張りの円筒形です。
其の狭い空間で或る家族と一緒に成りました。
私は其の家族の内の、5歳位のひ弱そうな少年が倒れそうに成るのを抱き止めた所、
家族の主人らしき、背の低い、60過ぎの立派な身形の紳士に「一緒に私の車に乗りませんか」と誘われました。
私は何故か、気の無さそうなリアクションをしながら、其の人の家族と一緒に車に同乗しました。
車に入ると、足元に銅製の細いペダルが3つ有りました。其のペダルの付いた座席に座ったんですが、車が勝手に動き出しました。エンジンの音はせず、代わりにカッポカッポと言う蹄の音がして来ました。
前を見ると、馬が此の車を牽いて居るでは有りませんか!
そうです。先程テレビで見た馬車だったのです!そして、60過ぎの紳士はアジアの国の高貴な一族の長だったのです!
隣にはさっきのひ弱な少年が居て、私に懐いて膝枕状態です。甘えてると言うよりも、体調が悪くて、普通に座ってるのがしんどいみたいです。
私はさっきの紳士に対する非礼を酷く後悔しました。
馬車は街を進みます。其の辺りで夢は終わりました。
③60系ハイラックスのWキャブ車が私の車と言う設定です。
其の車を山頂から下ろすのに、ロープウェイの様にロープから吊り下げて下ろしました。
ロープウェイは麓のカーショップ兼レジャーショップの持ち物ですが、其処の主人(40代位の男性でした)が
「あんたが使った事でロープフックが歪んだ」
抔と文句を言って来ました。
見て見ると、確かにフックと其れに付属する青いブラケットが若干歪んでました。
私の所為か如何かは分かりませんが、此処は四の五の言わずに素直に払っとくか、どうせ数千円の事だろうと腹を括ってたら目が覚めました。