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Bro2の暇つぶし

気になって

誕生日プレゼントに図書カードを2万円分もらった。妹から。ゲーム依存症の本とか色々買って、まだ余りがあった。先日ジュンク堂書店に行った時に見かけて気になっていた本を翌日買いに行った。それが画像の本、教養書100冊を一冊にまとめてみたです。
教養書100冊に挙げられているのは最初の方はほとんどが見覚えのある本。
しかし、例えばカントの純粋理性批判とか、若い頃にチャレンジしてちんぷんかんぷんでした。国語は得意で、二次試験に国語のある東大をわざわざ選んで受けたのに、純粋理性批判を読んでも、何が書いてあるのか分からず仕舞い。それもそのはず、純粋理性批判は三大難解哲学書の内の一つらしい。
それなら敢えて取り上げなくてもと思うのだが、敢えて取り上げているところにこの本の価値がある。著者も難解でちんぷんかんぷんと言いながらも何冊ものカント入門書を参照しながら、カントが言いたかった核心に迫って行く。
ヘーゲルもそうだが、大学教養でドイツ語を勉強した時に感じたのだが、ドイツ語の単語は複数の単語がくっついて新しい単語が作られる。いわゆるカント語やヘーゲル語である。造語なので日本語に訳すとますます分からなくなる。ドイツ語圏の哲学者が分かりにくいのは、こう言った言語的背景があると思う。自分で読んでちんぷんかんぷんなカントやヘーゲルも著者に入門書を読んでもらって噛み砕いて説明されると、よく分かる。
こういった噛み砕く作業は著者にやってもらって、自分は平易な文章を読んで理解するのは楽でいい。
しかもこの本は一冊の本につき6ページ強かけて説明している。全体で600ページ以上ある。この本は一週間かければ通読出来るが原著にあたっていたら、多分一年かけても無理。しかも学生の頃倫理で習った内容とは微妙に違う。その辺の経緯も本文に出てくる。
例として挙げたカント、ヘーゲルは哲学者だが、100冊は哲学、文学、心理学、社会学、経済学、自然科学、サイエンス系と幅広い。利己的な遺伝子のリチャードドーキンスも出てくる。
知的好奇心はあるが、めんどくさがりな方にはこの本はうってつけだと思う。
いわゆる小さな百科全書だ。
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