今日、正確には昨日ですが、離島出張から帰って来ました。出張中はショルダーバッグに入れた森永卓郎氏の著書、ザイム真理教を通読しました。空き時間が沢山有ったので、じっくり読む事が出来ました。
財務省が主張する財政均衡主義なるものが如何に欺瞞に満ちたモノかがよく分かりました
よく財務省やマスコミが、政府の借金は国民一人当たり８００万円とか言いますが、それが嘘である事が分かりました。
インフレ、実質賃金減少の昨今、先ずやるべきなのは消費税減税なのに、財務省は絶対にやらない。お金持ちは経費でモノを買うので消費税は払わなくてよいカラクリも分かりました。だから経団連会長とかサントリーの社長とかが消費税増税を声高に叫ぶのですね。
自分達は消費税払わなくていいから。
消費税は逆進性が有ります。所得が少なく収入の８割を支出にあてる世帯は消費税負担は８%。年収一千万で支出に500万円あてる世帯の消費税負担は５%。明らかに所得が低いほど負担割合が増えてます。
更に何十億、何百億も資産がある人は例えば株などの金融資産から幾ら配当が有っても、分離課税で２０%の税金しかかかりません。
所得税の累進課税は適用されません。
こう言った話を読むと、金持ちになった方が得なんだと思いますが、後書きで森永さんが言っている様に、田畑を耕して半自給自足をして、収入は夫婦2人で月１５万円とかでやれたら、それはそれでいいかもな、と思ったりします。お金に支配されない人生です。
空き時間に数学の問題を解きながら余生を過ごすのに憧れますが、財産が何十億もあったとしたら、お金の管理運用に精力を使い果たして、数学の問題を解くどころじゃないかも知れない。
連れ合いはスローライフに反対です。自分が老人ホームに入った時の事を考えている。
僕はピンピンコロリを目指しているので、老人ホームに入った自分とかは考えられない。
そこら辺が相入れない部分。
まあザイム真理教はいい本です。是非とも読んでいただきたい。
