逃避行

２０１８年の７月、ツイッター上に偶然表示された、ひかりんス神というアカウントのツイート。何とは無しに興味を惹かれて、ツイートを最初から順に読んでみた。ひかりんス神さんは何か霊能者みたいな人で青森県の八戸に住んでいるらしい。娘がいてまだ小さいようだった。もう６年前で、詳しくは覚えていないし、アカウントは削除されているので、今となっては記憶の中にしか情報は残っていない。３０代の女性という事しか今は覚えていない。彼女のツイートには神が出て来るのだが、実在の人物なのだ。彼女は神とのやりとりを会話形式でツイートして行く。

その中で８月に南九州で大地震が起きるという予言があった。自分は鹿児島に住んでいるので、すわ大変だと思った。

毎日ツイートを繰り返し読んでいるうちに、彼女の元に馳せ参じて、一緒に住むか、近くに住むかしたいと思う様になった。

７月２２日の日曜日早朝、荷作りをして、近所のコンビニで１０万円キャッシングして、タクシーで中央駅へ。取り敢えず新幹線の切符を東京駅まで買って、始発で逃避行は始まった。その日は某企業の産業医巡回が予定されていたが、ブッチした。次の日からは屋久島出張も入っていたが、やはりブッチした

東京駅に着いて、連れ合いに連絡したら彼女は飛行機で羽田に来ると言う。羽田で待っている間に、また魔がさして、ひかりんス神に電話すると彼女は逃げなさいと言う。電話口で祝詞の様な呪文を唱えて、僕は逃げ切ってタクシーで東京駅につき、直ぐに新幹線で青森県八戸までの切符を買った。

一路八戸へ。八戸では直ぐにホテルに泊まれて早速ひかりんス神に電話をした。

疲れたので今日はここまで