Bro2の暇つぶし

三四郎

夏目漱石の青春小説である三四郎。自分は中学の時図書室に岩波の漱石全集コンパクト版が入り、装丁が気に入って読み始めた。三四郎は最初の方で読んだ。読んだ方も多いとは思うから、あらすじは省略するが、三四郎という熊本出身の青年が東京帝国大学に進学して経験する青春模様を漱石
が描いた青春小説である。
自分はここに描かれている東京帝国大学の風景に憧れて、T大を目指したと周囲の人に話しているが、確かにそういう一面がある。描かれているアカデミックな雰囲気は独特であり、ロマンチックでさえある。未読の方は明治時代に書かれたという前提を考慮しつつ読んでいただければ当時の青春模様を体感できるかもしれない。
ヒロインが出てくるが、三四郎は淡い思いを抱くのみである。しかし、当時も今もT大生は似たり寄ったりだろう。性欲はあってもプラトニックなのだ。
漱石の作品が多くの人に影響を与えたのは確かだと思う。それは東大偏重という弊害も生んだが、明治時代の日本は発展途上国。東京帝国大学みたいな中央集権的な大学が必要だった。
今の日本には東大偏重は時代遅れ。新しい世代はそんなもの気にしない。しかし、青春模様はいつの時代も同じ。また近々読み返してみたい。

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coconya
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夏目漱石の本読むね!
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