Windows画面拡大ツールにカクダイン(Ver1.0.3)

ACCESSのレポートをデザインする為に、Windowsの画面ズームソフトを再度探す事にした。Windows Xp標準の拡大鏡を手始めに、Macの拡大機能を実現したQZoomや梨ズーム、同じようなツールとしてlupe、老眼鏡と多くのツールを試した。結果は、カクダインと言うフリーツールを使う事にした。

実は、殆どWindowsの環境で、この操作性の改善はあきらめていた。最後のだめもとで、試したのが、このカクダイン(Ver1.0.3)と言うソフトだった。このソフトも、人気のソフトの様だったが、画面イメージを見て、勝手に駄目と判断していた（あまり美しくないと見栄えで中身を判断してしまった）。つまり試さなかった。

当初、マックの操作を実現したと言う全画面拡大でマウス追従型の便利そうなツールを主に、実際のACCESSのデザインビューで試した。しかし、どうも上手く操作できい。操作すると頭が追従しない。気分が悪くなりそうでほとんど全てが、上手くマッチしなかった。

結果は、このソフトが私のイメージに一番マッチするソフトとなった。このソフトが全てを満たしてくれるわけではないが、今の所、私の最低限のニーズを満たしてくれた。まともに、Windows上で仕事として使えるソフトとして。

一番イメージに近かったのは、FireFoxなどでブラウザー内を拡大して、そのまま操作できるのが、理想だった。しかし、なぜかこの全画面拡大系のソフト系は、マウス自動追従型となっている。便利かも知れないが、おせっかいだ。いや勝手にマウスに追従して、拡大画面がパンニングされると困る。と言う私のニーズは特殊なのかはわからないが、一切ないと言う事は、この手のツールをどんな所に使っているのか私には逆に理解できない。つまり拡大された画面は、自分でマニュアルで移動すると言うシンプルな機能がなぜ無いのか？と言ってもない物はないので、今回のカクダインと言うツールにした。

このソフトは、拡大された画面は固定位置で、動かない。従って、そのままの位置で操作できる。マウスや操作する領域が拡大された範囲から外れても、自分で、パンニングしなければならない。がこれで私の無事希望通りに処理が出来る事が確認できた。

これで操作もはかどるだろう。と言うかこれが無いと処理できないぐらいの結果となった。この拡大ツールは私には絶大の威力を発揮してくれた（これは別の機会にまた掲載）。

この手のツールはその方向性と好みがある為、その仕様決め等の難しさがある程度理解できる為、ここのソフトの批評はしないつもりだ。また今の所、自分でプログラムを開発する気もない。従って既存のツールで自分にあった物を選択するしかない。そういう意味では、自分の仕事に使えるツールがあった事は幸運であり、ソフトの開発者に感謝したい。

	ACCESSのデザインビューでの設計 上の細かい出力レイアウトをカクダインを使って下の方に拡大で表示。もちろん、マウスの動きは頻繁にこの拡大領域からはみ出るが、この辺は拡大表示する領域を広げる事で調整した。
	カクダインの設定画面。 このソフトの使い方では、拡大する領域のオフセット値をマイナスでずらす様に設定した。また上下で縦方向のオフセット値も手動で設定しないといけないが、これも仕方がない。

しかし、iPadのタッチパネル操作によるスレード端末の普及・拡大でおそらく私が欲する機能は標準的なものとなるだろう。今は当面の仕事がはかどれば良いと考えている。このカクダインで、仕事を片付ける事が優先事項だ。