2000年近辺に製作されたLL-66とLS-66の中古が入荷しています。LJ-66も同時に入荷いたしましたが、さっそく旅立ってしまいました。
この当時はARE加工をしていない純粋無垢のイングルマンを使用していますね。リニューアルして発売された66はそれまでのL-Customに比べて、明らかに低音が増し、全体的にキラキラした印象が特徴的で、発売当時は予約を受けるほど人気がありました。現在はLL-56などが代替機種となっていますが、比べようがないほど箱鳴り感があります。マスターグレードの材がなくなり、AAクラスのイングルマンが出世し、ARE加工されているというのが現状です。
下倉楽器オーダーのLL-86Customがありますが、イングルマンを回避すべく良質なジャーマンスプルースを使っています。かなり無理をいって特注しているのですが。
話は表題の中古に戻りますが、本器はラッカー塗装のためマーチンやギブソンといった海外生産の楽器のようにトップ全体にヘアラインクラックが見られますが、板割れはございません。かなり弾きこまれていたこともあり、異常な鳴りです。当時定価¥1,000,000 中古で入荷することは大変珍しいモデルです。
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