べっ甲ピック

こんにちは！アコギフロアの神田です。

今回は最近僕がハマってしまったべっ甲ピックをご紹介したいと思います。





べっ甲とは簡単に言うと亀の甲羅の事です。

「タイマイ」という種類の亀の甲羅を加工して使うのですが、

その生息地、甲羅の部位、色、模様、厚みなどによって価格（希少価値）は

異なってきます。





日本ではカリブ海産や東南アジア産のものが主に使われますが

カリブ海産のものの方が模様が綺麗で厚いため

東南アジア産のものに比べてかなり高価になっています。

（食べ物の違いの影響と考えられます。）

東南アジア産のものは色が黒くなる事が多いようです。





昔からべっ甲は「装飾品」として愛用されていましたが

当時から高価で希少なものだったようです。

さらに現在では「ワシントン条約」により海外からの輸入が

全面的に禁止されている為、特に入荷が困難になっています。






さて、そんな高価なべっ甲ピックですが、綺麗で希少価値がある

という事だけが魅力ではもちろんありません。

最大の魅力はやはり音と弾き心地です。



まず、はじめに音の大きさに驚かされます。

そして前に出る力強い豊かな低音と

雑音のないきれいな高音に心地よさを感じます。



これは個人的な分析なのですが、べっ甲ピックは外の方は柔らかく

中の方が非常に硬く感じます。

そのため弦にヒットした瞬間は弦にやわらかくあたるため

無駄なノイズが出にくくなります。

そしてそこから中の硬さを利用してピッキングの力が無駄なく

弦に伝わりダイナミックな音を響かせてくれるのではないでしょうか。



また、外側の柔らかさの為に手に吸いつく感覚、非常になじむ感覚があります。

そのため、弾けば弾くほど指・ピック・弦・ギターが一体化するような感じです。

　　



なかなか言葉では伝わらないと思いますので、ぜひ一度

ダマサレタと思って試してみて下さい！

お値段は1260円～と非常に高いですがその分長持ちもしますし

僕はべっ甲ピック以外はもう使っていません!!

それほどハマってしまいました・・・。




みなさんもギター人生が変わるかもしれませんよ。