思い付きブログ

茅野愛衣には等身大の嫌な女子キャラが似合う。茅野とキャラを嫌いになりそうなくらいに

○ こういう役ならこの声優が一番だ、という声優は意外と少ない気がしていて、良くも悪くも幅広い演技が出来ないと生き残り難いからというのもあるのでしょう。

 出演作からして、茅野愛衣さんは人気声優だろうと思いますし、幅広い演技ができるのではと思いますし、茅野さんのキャラを探すくらいには私も好きです。

 が、多くの声優が嫌な女子を演じてもコミカルで済むかアニメが終われば悪い印象は消えるのに、茅野さんが演じるとリアルな人間と同じような嫌さが出て、キャラも茅野さんも嫌いになりそうになるという、嫌な女子が嫌な女子のまま次までモヤモヤと継続するという(「私って嫌な子」という嫌さです。念のため。)。


○ 「好きっていいなよ。」(2012年。→感想はこれ。)の橘めい は自分に自信がないまま恋をした、卑屈でいじけた等身大の女子ですし(キャッチコピーが、「等身大のリアル初恋ストーリー」)。

 「凪のあすから」(2013年秋から2014年冬。→感想はこれ。)の比良平ちさき は片思いと友情に悩むけれど、友達とかに遠慮して動けないイジイジした女子ですし、嫌な女子をリアルの人間と同様に等身大の嫌な女子として上手く演じています(いずれも、どちらかと言うと、コメディ混じりですがシリアス系のアニメです。)。

 「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」(2011年)の本間芽衣子(めんま)も、イジイジしているところから嫌な雰囲気が出ていましたし。

 「ギルティクラウン」(2011年秋から2012年冬。→感想はこれ。)の楪いのり は、曖昧でイジイジした言動が嫌な女子でしたねえ。それを茅野さんがそのまま声にしている感じ。

 「ちはやふる」(2011年秋から2012年冬。→感想はこれ。)や「ちはやふる2」(2013年冬春。→感想はこれ。)の大江奏とか、普通に性格の良いキャラも上手く演じていますから、嫌な女子しか演じられないというわけでもなければ、知らずに嫌な雰囲気が出てしまうというわけでもないでしょう(ただ、「ちはやふる」はシリアス混じりのコメディですが。)。


○ 茅野さんは、リアルの人間のように、言葉の奥から少しずつこぼれ落ちてしまう嫌な女子っぷりや、隠そうとしているのに隠せずに少しずつこぼれ落ちてしまう嫌な女子っぷりが上手く出せていて、嫌な女子の嫌さ、つまり人間らしさがリアルです。

 等身大の嫌な女子キャラなら茅野愛衣さんにお任せ、です。


【shin】
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