思い付きブログ

Charlotte(シャーロット)感想。物語や設定が雑過ぎるが、次が早く見たくなる面白さ

【ネタバレ】
2015年夏アニメの感想の続きです。

◎「Charlotte(シャーロット)」(全13話)

総合評価3.5点(5点満点)。

「思春期の少年少女のごく一部に発症する特殊能力。
人知れず能力を駆使し、順風満帆な学園生活を送る乙坂有字。
そんな彼の前に突如現れる少女、友利奈緒。彼女との出会いにより、暴かれる特殊能力者の宿命。
それは麻枝 准が描く、青春を駆け巡る能力者たちの物語――。
TVアニメ『Angel Beats!』放送開始から5年。
麻枝 准が原作・脚本を手がける、完全新作オリジナルアニメーションが遂に始動。」(HPから。)

設定を含む物語が雑過ぎで(エピソードのツギハギのよう。)、特に終盤が雑過ぎで、通常なら2点くらいですが、途中からその辺をあまり気にしないようにしたこともあってか物語の謎解きは面白かったのです。
また、ヒロインの友利奈緒の、ツンというほどではないけれど少しツンでデレないという素っ気無さ、でも有宇を思いやっているところは伝わるところが素晴らしく、友利だけで1点アップしたかも。


乙坂有宇(おとさか ゆう)(cv内山昂輝)、友利奈緒(ともり なお)(cv佐倉綾音)、高城丈士朗(たかじょう じょうじろう)(cv水島大宙)、西森柚咲(にしもり ゆさ)/黒羽 美砂(cv内田真礼)、有宇の妹の乙坂歩未(おとさか あゆみ)(cv麻倉もも)のほか、
熊耳(くまがみ)(cv竹本英史)、目時(めどき)(cv瀬戸麻沙美)、前泊(まえどまり)(cv花江夏樹)、七野(しちの)(cv河西健吾)、奈緒の兄の友利一希(ともり かずき)(cv興津和幸)、サラ(cv沢城みゆき)、白柳弓(しらやなぎ ゆみ)(cv中原麻衣)、有宇の兄の乙坂隼翼(おとさか しゅんすけ)(cv小野大輔)など。




アニメジャパン2015にて。



○ 1話。まずはコメディ系で気楽に楽しめそうな雰囲気。HPで公開されているキービジュアルからして、それは単なる一面でしかないことは明らかですが、どうなることやら。

5秒間だけ他人に乗り移れる能力があり、勉強ができそうな他人の答案を覚えてから自分の答案に書き写すというセコイやつ(有宇は、他の能力者の能力を略奪できる能力と後に判明。)。

その能力を他校の友利に見破られ、特殊能力を悪用する人をやっつける仲間にさせられるために転校させられ、というのはほとんど嘘だと後で分かりますが(特殊能力は思春期を過ぎると自然に消える。)。

○ 2話。友利の兄が能力者なので科学者に実験台にされて廃人になり、友利も検査されたけれど逃げ出して今は「唯一信頼できる人」(有宇の兄の隼翼で、タイムリープ能力があると後に判明。)のもと高校の生徒会長をしつつ、警察が能力者を見つける前に捕まえて能力を使わないように諭したり高校に転校させたりしていると(警察に先に見つかると、能力者の人生が終わる。)。

友利らの高校は能力者と能力があるかもしれない高校生だけで、ここに保護されれば一応は安全なようですが、必ずしもそうではない様子。一応は安全というだけでも不自然であり、兄を廃人にした科学者も罰せられていない様子ですし、友利が逃げとおせているのも不自然ですし(ましてや、生徒会長ですし、学外で能力者を捕まえる仕事を派手にしているので目立つはず。)、友利や有宇が能力を高校で使っていてある程度知られているのにそれが外に漏れないのは能力者ばかりの高校だからということで説明はつくものの、これが(アニメ内の)現実世界と考えるには不自然。

そういう設定のツメが甘いとしか思えないので、今一つ物語を楽しめない感じ。声優で楽しめてはいますが。
そこは結局最後までそのまま、いやむしろ、設定のツメの甘さは話が進むにつれて増しましたけれど。


○ 6話。歩未が能力者だと。好きな男子が歩未に片思いなのに、取られたと思ってカッターで襲う女子に怯えて崩壊の能力が発動。中学の校舎の一部が崩壊、歩未をさがそうとする有宇も崩れてきたコンクリートにつぶされたのかどうか・・・

○ 7話。歩未は死んでいました。そういう展開できましたか。

やさぐれて引きこもる有宇。1話でセコイ手を使っていい仲になった白柳弓が訪ねてきて(1話以来の登場。)、有宇が「誰だ?」と言っていましたが、私は覚えていましたよ。ようやく再登場でしたが、可愛いのに、金持ちで他人の気持ちが分からない憎まれ役でしたが、これで有宇に少し同情した視聴者も多かったのかも。

相手に乗りうつって他の仲間を殴って喧嘩に勝ち続け、相手が持っていたクスリを吸おうとしたら、それをしたらもう戻れなくなるとのことで友利が登場。

ずっと見守っていたとのことで、友利の透明能力を上手く使ってきました。

残っていた秘伝ソースと母のレシピでオムライスを作って改心させるとか、友利、いいやつじゃん。優しさ、待つ強さ、そして、能力者の人生を背負う責任と覚悟が感じられます。
因みに、やさぐれて直ぐにこのオムライスを食べさせても効果はなかったでしょう。有宇の気持ちがギリギリになるべく近づいていないと。友利はその見極めが出来たということです。


○ 11話。75年周期のシャーロット彗星が地球にウイルスを撒き散らし、感染すると思春期に能力者になるとか、ワクチンはできているとか。

友利がマフィアにやられて、下着で吊るされるシーンはなくても良かったのでは。

○ 12話。有宇が友利を好きだといったのは良かったですし、それにデレずにいつもの軽口で返した友利も良かったです(友利には、2人の関係が深まった7話の記憶はない。)。友利はデレないですね。内面ではデレているのでしょうけれど、メインヒロインが外見でデレないというのも珍しい気が。

友利が半分冗談(?)で言った、能力者がいなくなれば問題はなくなるからとして、全世界の能力者の能力を有宇が奪う旅に出ることに。11話で簡単にやられたのに護衛みたいな人を連れずに1人で行くというのは無謀以外の何ものでもないですし、数年で成し遂げなければならないのは無謀ですし。

友利は最初に能力を奪ってもらったように、有宇を信じているからでしょうけれど、それでも有宇が能力を奪いすぎて暴走する可能性も考えれば危険でしょうに。
友利など何人かが付いていって、最後に友利が能力を奪われるというのが、現実的には成功に確立が高いのですが、それだと友利の信頼や2人の絆を示せないから。



○ 最終13話。能力者がどこにいるのかを地図上にレーダーのように示せる能力という便利機能で各国に行って能力を奪うものの、記憶も少しずつ失っていて、もうやめたいと言ったり、でも友利が作った英単語帳を見ると涙したり捨ててはいけないと思ったり。友利との絆の強さを描いていますが、少しばかり興ざめ。

眠らなくても大丈夫な能力も手に入れたものの体を休めるために眠ったら、知らないうちに能力が暴走していて大きな被害を出してしまい、眠らないようにしました。
このようなこともあるから、1人ではなく誰かがついていかなければいけなかったのに。物語を面白くするためには仕方ないですが。

最後に隼翼がヘリで助けに来るとは目がテンでしたが、記憶を失った有宇のベッドの横に友利が微笑んでいたのは良かったですが、

友利「お疲れ様でした。約束、守ってくれたんですね。」、有宇「ところで、あなたは?」、友利「そうきましたか。(中略)私はですね、あなたの恋人です。」、有宇「恋人?見覚えもないのに?」、友利「傷付くなあ、思ってたより。」「乙坂有宇くん、お帰りなさい。」といった2人のやりとりは良かったですが、

友利のこと自体は思い出せなくても単語帳がお守りみたいに大事だったこと、友利が大事な人だと分かった有宇は良かったですが、

記憶喪失なので友利が過去を録画していたことも生きてきましたが(それでも、歩未が死んで有宇が荒れていたときの映像はタイムリープする前の記録なので、無いはず。)、最終回は駆け足でしたが内容は分かる駆け足だったので悪くはありませんが、物語全体として設定を含む物語が雑だったのが残念ですが、途中からは細かい設定は考えないようにしたこともあってか、次回が楽しみなアニメでした。

最後に少しだけデレたものの、それ以外はデレなかった友利が可愛かったですし。

○ 東京アニメセンターにて、12月に2回目のシャーロット展「いままでの記憶、これからの記録展」。

→8月の1回目の写真はこれ。「Charlotte(シャーロット)原画展、大盛況でした。「ここから盛り上がっていくはず」by麻枝准さん」





































【shin】
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「  アニメ2015年感想等」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事