思い付きブログ

トータルイクリプス、人類は衰退の始まりの感想

 夏アニメの始まりの感想の続きです。
 中原麻衣さんの魅力満載の、対照的な2作品。

●「トータル・イクリプス 」

 1、2話のシリアスというか、現実的というか、火星から攻めて来た強いベータにほとんど歯が立たない日本や世界のロボット。 地球が侵略されていく。
 人類は衰退しそうです。

 そして、唯依(cv中原麻衣)と何かと対立していた山城上総(cv植田佳奈)がベータにやられ、食べられそうになる直前に殺してと叫ぶが殺せなかった唯依。それを見て、複雑な表情で何かを言いたげな上総。食べられる上総。錯乱気味になる唯依。
 その少し前で、唯依に襲い掛かるベータを近すぎるとして上総が撃てなかったことと合わせ、この辺は、アニメが終わったときに改めて考えたいなと思います。

 2話の最後の方。「この世界は滅びの道を歩んでいるのだと誰かが言った。いつからだろう、生者が死者の数を数えるのをやめたのは。この世界は、本当に滅びの道を歩んでいるのだろうか。」と言う唯依。直後、赤ん坊が生まれるのを見て、「いや、断じて違う」と言う唯依。
 絶望の中に希望を見出したわけだ。普通のアニメなら、その希望は叶うのですが、多分、このアニメもそうなのでしょう。現実世界ではそうはうまくはいかないでしょうけれど。

 その3年後の3話からは雰囲気がかわり、別のアニメか?、と思ったくらい。普通のロボットものみたくなっていて、ロボットものは好きになれないものが多いので、見続けられるか心配していたものの、唯依は1、2話の雰囲気をひきずっていて、であれば見続けられるだろうと思っているところ。

 厳しく、冷たさのある、澄んだ、凛とした役の中原麻衣さん、いいですなあ。

 日系アメリカ人パイロットのユウヤ(cv小野大輔)に、そんな腕ではベータに勝てないと厳しく、冷たく言う唯依。それに反発するユウヤですが、どうせ2人は付き合うんだろうなとは思いつつ、そのときにデレる唯依も楽しみに見ていきます。(このまま普通のロボットものになったとしたら、見るのがつらくなると思うので、そこを楽しみに見ていきます。)


●「人類は衰退しました」

 人類はもう何世紀も衰退し続けてもうじき絶滅が見込まれており、小さくて可愛いほのぼのとした妖精が支配する地球だそうで。
 こっちは、人類の絶滅は確定のようです。何故衰退するのかはまだ不明ですが。


 そう言えば、性別を決める性染色体のうち、男になる性染色体は年々劣化していて、その内、男が生まれなくなって、女しか生まれなくなるかもしれない日が来る可能性があります。
 そんな世界なのかなとも思ったものの、男もそれなりに出てきているので、このアニメでは何故人間が衰退しているのでしょうかね。


 でも、妖精は自分でお菓子は作れないのかなあ。お菓子が好きで人間が作ってあげないといけないとか。優れた科学技術を持っている妖精なら、お菓子製造機も作れそうなものですが。
 妖精がお菓子を作れたら「わたし」(cv中原麻衣)が妖精を上手く手なずけられないから、話の進行上、不都合があるのでしょうけれど。

 のどかな雰囲気で、平和です。妖精も害はなく、人間と仲良くしたいと思っているようですし。

 面白いです。

 妖精と人間の間をとりもつ国連調停官の「わたし」が、「CLANNAD」の古川渚ほどには甘えた感じがない、クールだけど普通にひょうひょうとした、ちょっとだけ(「ちょっとだけ」というのが重要。可愛すぎると嫌みになるというか、ギャグになりかねないキャラと話なので)可愛い感じの声で、いいですなあ。

 ちょっと皮肉混じりというか風刺というか、腹黒いというか、ブラックユーモアというか、そんな台詞が、中原さんの声で聞くと、嫌味の無い良い感じだし、いいですなあ。


 まあ、つまり、中原さんの声は、(たいてい、)いいですなあ、ということです。

 ところで、助手さんは話すのだろうか。「WORKING」の松本麻耶のように、最終話だけ話すに1票!

コメント一覧

shin
http://yaplog.jp/shin99shin/
>ざっくさん

 イクリプスは3話から監督が変わったみたいですね。だから、絵も話も、雰囲気が変わったんですね。2話までの方が好みですけれど。
 普通のロボットものみたいになってしまったので、期待せずに見ていきます。

 中原さんもいいですが、妖精の、特に明坂聡美さんのアホっぽい話し方も気に入っています。
ざっく
http://yaplog.jp/rockgamer/
トータル・イクリプスは、なんかテコ入れで
監督が途中で変わったらしいですね?
自分は最初の方は「トップをねらえ」のパクリか~ぐらいに観てましたが
最初の2話で仲間がわりとグロく死んだりして、
最近のアニメのパターンだね~とか、
主要キャラをこんなにいっぺんに殺したら、
「それから何年後」とかやって、主人公のまわりを
全部新規キャラと新環境にするしかねーなーとか思ってたら、
まさにそんな事になって……
いったい、何個の作品のネタを寄せ集めるつもりだ?
まぁ、面白いけど……という、変な気分で観てましたよ。
でも、最初は女ばかり出てきて「またかよ」って思ったら
その女達を全部殺して男も多いような環境にしてくれたので
わりと見続けられそうな気がしました(笑)

人類は衰退しましたは、面白いです。
今期始まったアニメの中では、トップ3に入ります、
個人的なトップ3だけど。
妖精の扱いのチョロさと、ヒロインの心の声のツッコミが、
いい感じです。
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