それでも、「デンキ街の本屋さん」のコメディは楽しかったですし、「Fate/stay night[UBW]」と「蟲師 続章」は相変わらず絵も物語も良かったですし、「四月は君の嘘」(冬に続く。)と「グリザイアの果実」のシリアスとコメディの混ぜ具合も良かったですし、「アカメが斬る!」のメインキャラほぼ全滅という現実も良かったですし、「SHIROBAKO」のアニメ制作の裏側コメディはとても大変だと思う一方で楽しかったですし、「俺、ツインテールになります。」のバカバカしさ、くだらなさというのも見逃せませんでしたし。
「結城友奈は勇者である」は、一応のハッピーエンドなのはかまいませんが、筋の通らないハッピーエンドなので、全体としてまずまずと評さざるを得ないのが残念でした(何らかの映像作品で補完されることを期待。)。
秋に終わったアニメについて、いつものように、順次、感想を書いていきます。今回はどれも短めです。
◎「棺姫のチャイカ AVENGING BATTLE」(ひつぎのちゃいか あべんじんぐ ばとる)(2期、全10話。)
父とされるガズ皇帝の遺体を集める複数のチャイカ同士やら何やらとの戦いとチャイカの存在の謎の判明。白チャイカのたどたどしい話し方と健気さが相変わらず可愛いです。1期では物語自体は普通だったので、2期は物語はあまり気にせず、白チャイカ可愛いとばかり思って見ました。
チャイカ・トラバント(白チャイカ)(cv安済知佳)、トール・アキュラ(cv間島淳司)、アカリ・アキュラ(cv原優子)、フレドリカ(竜だけど人間の姿になれる。)(cv斎藤千和)など。

○ クローディア(cv勝生真沙子)との戦いに1話と2話というのは、イロイロと他の話を挟んだものの、少し長い気も。白チャイカが成長するために必要な訓練も兼ねていたから仕方ないのかもしれませんけれど、日常のような話を少し入れて1期を見ていない人にも見やすくしたのかもしれませんけれど、話数を稼ぐというか調整のためな気も少しばかり。
4話、チャイカ達はガズ皇帝の娘ではなく、そもそもガズに娘はおらず、魔法で、複数の戦災孤児に娘(チャイカ)としての同じ記憶と、それぞれの理由で遺体を集めさせるように植え付けたのだと。
ショーゲキのジジツ!
というのは大袈裟ですが、少し驚きました。チャイカが複数いるので秘密があることは明白でしたが、物語の先は考えずに、白チャイカ可愛い、とばかり思いながら見ていたもので・・・
○ チャイカ同士の敵対から協力とか、いろいろな戦いとか、フレドリカが新鮮な魚は美味しいと笑顔で生きた魚をガブガブ食べているとか(3話)、ガズ皇帝復活とか、飽きない展開の軽いコメディベース、少しのラブ、少しシリアス、バトルのアニメ。
何よりも白チャイカの話し方や表情が可愛かったです。それだけでもいいです。
→1期の感想「悪魔のリドル、棺姫のチャイカ感想。それなりに楽しい、ショーゲキのジジツ!」
◎「デンキ街の本屋さん」(全12話)
オタク向けの本屋が主な舞台ということでいくらか視聴者を選ぶかも知れませんが、気楽に見ることが出来ますし、楽しかったです。
秋葉原らしきデンキ街で、同人誌や18禁を含む漫画やラノベやゲームや映像作品を売るオタク向けの本屋「コミックうまのほね」のバイト等の軽快なコメディ&ラブコメ。

ひおたん(cv高森奈津美)、先生(cv津田美波)、腐ガール(ふがーる)(cv竹達彩奈)、カメ子(cv相沢舞)、つもりん(cv佐藤聡美)、(エロ本)Gメン(cv小林ゆう)、海雄(うみお)(cv逢坂良太)、カントク(cv松岡禎丞)、ソムリエ(cv富田貴洋)など。

○ とにかく、先生のヘタレっぷり、酔っ払いっぷり、海雄へのデレっぷりが可愛くも楽しい。キャラの外見自体は美人でもなければ、たいして可愛くもないですが、仕草やらデフォルメした顔やらが可愛くて楽しくて。
「ゆるゆり」の船見結衣と並ぶ、津田さんの代表作になるんじゃないかなあ。

先生ほどではないものの、他の女子キャラも楽しくも可愛くて。
子供の頃の回想もうまい具合に収まっていて、話の流れを乱すこともなく、変に感傷的になり過ぎることもなく、軽快なコメディの範疇で少し深みを出していて。
先生だけでも十分に楽しかったですが、他のキャラも楽しく、短いコメディの連続で1話完結に近いので、気楽に笑いたいときに、今後も時々見返すだろうと思います。
【shin】