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思い付きブログ

「デュラララ!!×2 転」感想。愛憎も激しく、物語も広がって混沌。1月からの「結」のまとめが楽しみ

【ネタバレ】
2015年夏アニメの感想の続きです。

◎「デュラララ!!×2 転」(・・・かける に てん)(2期の2クール目、全12話(13話から24話))

総合評価5点(5点満点)。

「物語は「転」じ、さらなる混沌へ――!」

群像劇も相当に広がりました。ほぼ池袋での話なのに、この広げ方、これだけキャラが出ているのにどれもキャラが立っているとか、素晴らしいです。
5点でもいいのですが、1期が5点だとすると、1期よりは少しだけ劣るので、承と同じ4.5点になるのかな、と思ったのですが、やはり5点かな。承も5点にすれば良かったなあ。

竜ヶ峰帝人(cv豊永利行)、園原杏里(cv花澤香菜)、紀田正臣(cv宮野真守)、黒沼青葉(cv下野紘)、
折原臨也(cv神谷浩史)、セルティ・ストゥルルソン(cv沢城みゆき)、岸谷新羅(cv福山潤)、平和島静雄(cv小野大輔)、
門田京平(cv中村悠一)、遊馬崎ウォーカー(cv梶裕貴)、狩沢絵理華(cv高垣彩陽)、渡草三郎(cv寺島拓篤)、
矢霧誠二(cv堀江一眞)、張間美香(cv伊瀬茉莉也)、折原九瑠璃(cv金元寿子)、折原舞流(cv喜多村英梨)、サイモン・ブレジネフ(cv黒田崇矢)、ヴァローナ(cv M・A・O)、
粟楠茜(cv久野美咲)、四木春也(cv大塚芳忠)、赤林海月(cv山口勝平)、矢霧波江(cv小林沙苗)、平和島幽(芸名:羽島幽平)(cv岸尾だいすけ)、聖辺ルリ(cv藤田咲)、鯨木かさね(cv桑島法子)、澱切陣内(cv飛田展男、咲野俊介、秋元羊介、長克巳)など。


○ 13話(転の1話。)。承12話で刺された臨也は当然に生きていて入院中。報道で入院を知って殺しに来るであろう誰かを待つことすら楽しんでいるというのは、キャラ設定が徹底しています
承の続きで主要キャラの状況を映しつつ、まずは臨也中心の物語でスタート。



○ 14話。弟の誠二を愛する矢霧波江も、矢霧誠二と付き合っている美香も、矢霧誠二も狂っている話。それぞれの行き過ぎた異常な愛の形。1期や2承までと比べて、一層その色が濃くなってきました。愛って、怖いですね。
でも、それが愛の本質な気も。狂気の愛と言うことがありますが、愛はそもそも狂気であり、狂気であるのが普通であるのかも。

結は「これは、歪んだ物語。歪んだ愛の、物語――。」ですし。

○ 17話。聖辺ルリがストーカーに付けられているとして平和島幽とともに平和島静雄を訪ねると。
承で、殺人鬼ハリウッドになっているときに静雄に吹き飛ばされたので静雄が怖いルリ。幽が、静雄が暴れているところを間近に見たからと誤魔化して説明しましたが、このアニメでは、静雄は一番の善人かも知れませんけどね。

帝人が高揚していて、杏里を助けるために、杏里の居場所を作ると杏里に言ったり、悪さをしているダラーズ構成員を青葉のグループのブルースクウェアと組んでやっつけたり。
帝人が何やら変だと感じた杏里が、セルティと新羅に相談したり。
正臣が池袋に戻ると言ったり。

主なキャラがまとめて登場し、物語が大きく動きそうです。
群像劇、この描き方、わくわくさせる描き方、素晴らしいですね。

それぞれの表情が、それぞれの思いの違いを表していて面白いです。





・18話。



○ 19話。帝人はハッキングをしているのかな、ちょっとイッチャッテいる表情と声ですね。
自分が正しいことをしているとは思っていないと24話で言っていましたけれど、本当にそう思っているのか、そう言ってみただけで自分が絶対的正義と思っているのか。
後者と思って見ていきましたが、24話で何とも判断が付かなくなりました。

さてラスト、臨也がストーカーなど、危ない人達を集めて、セルティの首も見せて、鍋パーティーをしようと言いました。
本物の鍋ではなく、臨也が池袋をかき回して、鍋に見立てて、もてあそぶつもりなのでしょうね。


○ 21話。ベッドで新羅(18話ラストでルリのストーカーに襲われた。)、包帯だらけながらも元気そうな新羅、からのセルティに思い出話を。

臨也と新羅は高校のクラスメイトで、気乗りしない臨也を無理に誘って生物部を作ると。カケに負けた腹いせに同級生の奈倉(cv前野智昭)が臨也を刺そうとしたところを間に入って新羅が刺されたときの傷が、腹の傷の原因。
臨也が刺したと身代わりで自首し、臨也はその犯人を現在でも利用して苦しめ、楽しんでいると。臨也、凄くあくどいです。臨也はやっぱりこうでなくっちゃ。

○ 21話と22話の間に番外編として1期12.5話「天網恢恢」。これまでにTV放送したのか未放送かは知りませんが。

○ 22話。人間のクズを順に紹介しつつ、物語が進行。最後に、とびきりのクズとして帝人を紹介するとか、予想はできましたが、上手いですね。

正臣が門田らにダラーズを潰したいので手伝ってくれと言ったものの、協力は得られず。
正臣は理由は言えないと言っていましたが、ダラーズ創始者の帝人を救いたいからですし、門田は帝人のためということは分かっていましたし。

門田はひき逃げされて入院。

ミニスカポリスのスカートのスリットがやけに深かったとか、杏里が狩沢の言うがままにコスプレしているとか、そんな見どころもあり。

○ 23話。門田、意識不明の重体。轢いた犯人を見つけたら仲間も狩沢も犯人を殺すだろうと言う狩沢。狩沢らでも、結局はちょっとしたキッカケでそうなるのですね。人間なんてそういうもの、犯罪者と普通の人間の差なんて無いようなもの、ということかな。

帝人のダラーズ、正臣の黄巾賊、ヤクザ、帝人と青葉のブルースクウェア、臨也、杏里などの罪歌、セルティとセルティの首、複数の澱切陣内を操る鯨木かさね など、化かしあいも含めて、ますます入り乱れてきました。

○ 最終24話(転の12話。)。帝人にヤクザの赤林が会いに来て、いつのも笑顔で脅すと。帝人がかなりビビった様子でしたが、本音はどうなのでしょうかね。その後のシーンでもこれまでどおりに行動している様子ですし、見かけよりはしたたかなので、良く分かりません。

物語が広がって、キャラが増えて、2016年1月からの「結」へ。広げるだけ広げてしまった感がありますが、この後のまとめ方も面白そうです。


【shin】
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