◎「勇者になれなかった俺はしぶしぶ就職を決意しました。」(全12話)
勇者になれなかった私は、しぶしぶこのアニメを最後まで見ることを決意しました。
それとも、このアニメを最後まで見たこと自体が勇者のなせるワザ、かな。
そう書くと大袈裟ですけれど、う~ん・・・と思ったのは確か。
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(↑ローソンも良く出てくるので、ローソンの店員と。ローソン、アニメに力を入れているなあ。)
○ 勇者になると生活が安泰だし世界を救うための戦いだから目指していたのに、魔王が死んだので勇者制度も急になくなり、失意の中、マジックショップ・レオン王都店(魔力をエネルギーとするマジックアイテムを売る電器店のようなもの。)で売り子をすることになったラウル・チェイサー(cv河本啓佑)。
一方、勇者になろうと諦めていない者もいたり。
思春期の挫折からの立ち直りのお話+萌、パンツ。
○ ヤマダ電機らしき大手量販店のアマダ・マジックが近所に出来て苦戦しつつも、値段では勝てないものの、丁寧で人情味のある対応で何とか生き残るとか、ただの電器屋対決になっているのだが。。。
○ レオン王都店でバイトする魔王の娘であるフィノ・ブラッドストーン(cv田所あずさ)を魔王にすれば人類に危機が訪れて勇者制度も復活するだろうから、そうしようとする勇者希望者のマッチポンプぶりは、自分勝手ですが人間にはありがち。
ワナにはまって魔王になりかけたフィノに、電器店での接客用語を連発して素に戻そうとするラウルはオイオイでしたが、それで素に戻るフィノはもっとオイオイなわけで(12話)。
まあ、巨乳(一部を除く)美少女のハーレムコメディですから、ハッピーエンドにならないといけませんし。
◎「ワルキューレロマンツェ」(全12話)
女騎士の鎧の胸の部分が、普通の服以上に胸のラインに合った作りというのは、そこまでするか、とは思いました。
馬がスカートをめくったり破ったりしてパンツが見えるようにするとか、Hなことを連想させようというあざとい台詞が多いとか。
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ジョスト(馬に乗ってすれ違いざまにヤリで突き合い、突いた場所による得点を競うスポーツ。)なんて珍しいものを題材にしていますが、ただのセクシー学園ハーレムもの。
ジョストは、動きが直線的で一瞬であり、また、ワザも少なそうな上に動きが少ないので、あまり絵にならない感じ。
○ 3話、素人の希咲美桜(cv清水愛)が、水野貴弘(cv山下誠一郎)の指導で短期間でそこそこ形になるようになったのは良しとしても、ベルティーユ・アルチュセール(cv柚木涼香)が勝つに決まっているとして油断したからでもありますが、まともに戦っては勝てないけれど貴弘の作戦と美桜のズバ抜けた動体視力の良さで勝ったところは、出来過ぎに思いましたが。
○ 全体として何なんだかというアニメでしたが、ところどころ、下らな過ぎて楽しいところはあったんですけれどね。
7話。急な雨で龍造寺茜(cv生天目仁美)が風車に待避したら憧れの先輩であるスィーリア・クマーニ・エイントリー(cv瑞沢渓)もいて。
服が濡れたので素っ裸になるのは良いとして、服が風車の歯車に乗っかって外に飛んでいくのも良いとして、外に出るために隠すところを縄で隠そうと体を縛ったのは制作者がアザと過ぎるとか、雨がやんで出ようと思ったら高校生が写生に来たのを見て困る2人が高校生のシャセイだから直ぐに終わると言うとかが制作者が写生&射精をかけてきたのがバカらしくて、また、貴弘が上流から流れてきた下着等を不審に思って、でもヒョウヒョウとした表情で風車に行き着くと風車でひいていた小麦粉を体に付けて人形のフリをする2人とかがバカらしくて。
ここまでバカらしくて中身がないと、却って清々しいです。ある意味、このアニメも捨てたモノではないな、と思った回でした。
また、9話。水着がなくなってリサ・エオストレ(cv田口宏子)がミスコンテストに参加できないと思ったら着ていたというバカらしさと、そこに丁度良すぎるタイミングで貴弘(いつものヒョウヒョウとした顔でするから笑える。)が馬に乗って現れてリサを会場まで連れて間に合うとか、あまりにベタベタ過ぎて吹き出してしまったりとか。
【shin】