◎「劇場版 響け!ユーフォニアム ~北宇治高校吹奏楽部へようこそ~」
2016年4月23日公開、103分。
総合評価3点(5点満点)
TV版はとても良かったです(総合評価5点)(→TV版の感想「響け!ユーフォニアム感想。吹奏楽部の青春、輝きと悩みと友情を見事なまでに描いた名作」)。
その総集編で、アフレコは録り直し、少し新映像を加えたもの(とは言え、新映像はわずかのようなので、そういう総集編を複数回見るのは、私としては珍しいです。)。
新映像がどれかは、パンフを読めばだいたい分かるかと。
演奏シーン。特に、ライディーンの演奏シーンがフルになったのと、京都府大会での演奏シーン。ただ、ライディーンは格好良いに決まっているので、それを演奏するのは反則です。
2期につなげるためにTV版で話していない鎧塚みぞれ が吉川優子と話しているとも書いてありましたが、パンフに書いていない新映像があるのかは分かりません。
ところで、まとめて見ると、話数によって絵の違いが結構あることに気づきますし、思ったよりコメディだったことに気付きます。
リアリティある吹奏楽部と女子高生を描いたアニメなので、あまりすっきりした顔立ちや体系の久美子というのは少し違和感があります(下の、1枚目の久美子とか。久美子は大根足でいいのでは。)。特別をめざしていて久美子の憧れでもある麗奈がそう見えるのは、物語としても全く問題ないのですが。


○ 久美子と麗奈を中心にした編集で、どのキャラの物語も良いのでもったいないですが、TV版を見ていない人にも良さが伝わる編集ではないかと思います。
先が分かっているので、先んじて涙が込み上げてきたり。
久美子と麗奈を中心に、
あがた祭りの葉月と塚本秀一の恋模様、
久美子と麗奈が大吉山に登って久美子のガニ股とか合奏、
うまくなりたいと泣き叫び走る久美子(ここは、より涙声になっていて、慣れもあるかもしれませんがTV版の方が良いかなあとは思いますが、久美子の気持ちの表れとしては劇場版の方がより妥当に思います。本当に悔しいと、はっきりとした声にはならない場合の方が多い気がするので、そうなっている劇場版の方が妥当かと。)、
麗奈と中世古香織のソロオーディション対決などなど。
麗奈と久美子の「愛の告白」の応酬もありました。
京都府大会を突破して喜ぶ部員たちや先生のシーンはもちろんありますが、1人だけ元気なくうつむく田中あすかのシーンもやっぱりあったので、2期はそういう方向なのでしょうかね(原作は知りませんが、何となく耳には入っています。)。
エンドロールでは、会場での喜びのシーンがいくつか。
TV版(全13話)での気持ちの動きの機微が良かっただけに劇場版ではその良さは半減ですが、逆に言えば、それだけTV版が良かったということでもあります。
○ 最後に「劇場版 響け!ユーフォニアム ~北宇治高校吹奏楽部へようこそ~」とタイトルがドンと出てきて、そう言えば最初に「Sound! Euphonium」と出ていましたが、タイトルがきちんと出ていなかったな、と。
吹奏楽による映画版の「DREAM SOLISTER(映画版)」も流れ、久美子が「そして、私たちの曲は続くのです!」。
今秋の2期が楽しみです。
○ 右が1週目の特典のミニ色紙、左が2週目の特典のミニクリアファイル。

前売り特典のA4クリアファイル(4種中2種。)。


ユーフォニアムはいいね、ということで、グッズ類はあまり買わない私としては珍しく、勢いで買った、3Dポスター。
写真では分かりませんが、立体的に見える、プラスチック(?)のポスター。

【shin】