2015年秋アニメの感想の続きです。
◎「俺がお嬢様学校に「庶民サンプル」としてゲッツされた件」(全12話)
総合評価3.9点(5点満点)
原作は「ゲッツされた件」ではなく「拉致られた件」とのこと。拉致は北朝鮮の件とか、それ以外にも誘拐も時々起きているから避けたのでしょうかね。
「ゲッツ」にしてダンディ坂野さんも出たり、それはそれで良かったのでは。
ゲッツされちゃって「庶民部」を作った神楽坂公人(cv田丸篤志)、
人見知りで友達がうまく作れない上にツンデレでピュアな「ツンピュア」の天空橋愛佳(cv芹澤優)、
クラス委員長で人気者で「お嬢様・オブ・お嬢様」の有栖川麗子(cv立花理香)、
天才で数式が閃いて書いていると服が脱げていくロり少女の汐留白亜(cv桑原由気)、
日本刀を常備し、白亜を変態的に可愛がるけれど白亜からは嫌われている神領可憐(cv森永千才)、
清華院女学校のメイド長にして公人の専属メイドで、公人に対しては特にクールで無表情でドSだけど・・・な九条みゆき(因みに、髪型は前さがりボブ。)(cv大西沙織)など。
因みに私は、みゆき が好きです。
○ 1話。大金持ちのお嬢様女子校というか、超世間知らずの箱入り娘だけの、全寮制の超お嬢様女子校の清華院女学校に庶民サンプルとして無理やり転入させられた公人(親は了解している。)。
筋肉男子好きと誤解されてのことでもあったわけですが・・・
公人を入れた理由が、学校と卒業後の現実社会とのあまりの落差にショックを受けてネトゲ廃人になる者が多いから、異性への免疫が低過ぎるから、(公人は筋肉フェチだから(と誤解されている。)、)というのは笑うしかないです。
携帯電話も満員電車もゲームも知らないということは、TVも雑誌もネットも見ていないのでしょうね。さすがに堅めの本は読んでいるとは思いますけれど。まさか薄い本しか・・・何でもないです。
○ 2話。冒頭、公人が目覚めるとメイドの みゆき の顔がすぐ近くに、そして みゆき がクールに一言「目が覚めましたか。ずっと目覚めなければよかったのに。」。
口づけだったとは、後で判明しました。
公人がからかって、時間を止める魔法を身に着けたと思わせたら、スカートをめくってパンツを見せてゲッツするとか、愛佳はバカなようで。ツンピュアですね。
他の生徒が歓迎会を盛大に開催してくれ、公人を気に入らない(ということになっている)みゆき が公人にカップ麺を。お嬢様達はカップ麺を知らないので、興味津々。1つのカップ麺を数十人で分けて味見するとは思いませんでしたが(数センチの麺と少しのスープを最高級の小皿にとりわけ、しかも冷めている。)。こんな美味しいものは食べたことはない、と。
こういうギャップが、バカらしくも楽しいです。
○ 1980年代だったかその前後だったかの洋画で、アメリカにやって来たアフリカ人が高いビルや様々なものに驚いているところを楽しむコメディ映画がありましたが、あれはアフリカ人を少し馬鹿にしたような作りの物語でしたが、このアニメはそういうところはなく、気楽に楽しめました。
○ アニメジャパン2015の時の国際展示場駅にて。1枚目の左のメイド服が みゆき。
◎「すべてがFになる -THE PERFECT INSIDER-」(全11話)
総合評価3.5点(5点満点)
科学者の四季に憧れていて、准教授の犀川創平(cv加瀬康之)、父が犀川の恩師で、犀川を好きな西之園萌絵(cv種﨑敦美)、超天才プログラマーで、親殺しとされている真賀田四季(cv木戸衣吹、甲斐田裕子)など。
○ 1話。哲学的な難しいことを言ってばかりで、自分は何者で云々というよくある言葉も出てきました。
「彼女は、いつも考えていた。自分は何者で、どこから来て、どこへ行くのか。みんな生きていることを楽しいと思い込んでいる。でも実際は、それがどれだけ私達の重荷になっているか。生きなければならないという思い込みが、いかに人間の自由を奪っているか。彼女はいつも、考えていた。」
こういうの自体は好きですが、さて、このアニメは何者で、どこから来て、どこへ行くのか?
○ 2話。四季に会うついでに、四季がいる島へ犀川ゼミの皆でキャンプに。萌絵はお嬢様ということで、執事がいて、ゼミの皆が荷物を運んだり食事の準備をしたりを手伝わないと。よく嫌われないものだな、とか、犀川先生も文句を言わないものだな、とか思ったり。
日傘をさしていましたが、顔をほとんど隠しておらず、日があたっていました。オシャレのつもりでしかないのか、なんなのだか。雨傘と兼用であれば、萌絵が雨女であるという話につながるのかな?
○ 3話。四季が監禁されている場所に行くと、両手両足を切られて殺害された四季が。
主として、密室殺人と謎解きのアニメだったのですね。なるほど。
○ 萌絵の犀川への恋心だとかを織り交ぜつつ、トリックが解明。
勿体ぶった言い方は勿体ぶった台詞に合わせただけでしょうが、勿体ぶった台詞が小難しくさせていて少し疲れましたが、トリックを知らなければかなり楽しめるのでは。
私は、トリックが明かされてから、あのトリックか、この話のトリックだったのか、と思いました。
このトリックはこれの原作小説(1996年)が初なのかもしれませんが、なるほど、です。原作小説(1996年)は読んでいませんが、ドラマ化されたこともあったそうですし、トリック自体は、現在では既に有名なトリックになっていますね。
○ 最終11話。
・「死を恐れている人はいません。死に至る生を恐れているのよ。苦しまないで死ねるのなら、誰も死を恐れないでしょ。」
「そもそも生きていることの方が異常なのです。死んでいることが本来で、生きていることは、それ自体が病気なのです。病気が治った時に、生命も消えるのです。」
最初のは、理屈としても、私にはよく理解できません。来世やあの世を信じている人なら理解できるはずでは。
後のは、少し観点を変えますが、病気ではない状態が「普通」だとしたら、個々人は地球に存在していない状態が普通です。つまり、個々人の人生は80年かそこらが普通ですから、それは地球に存在していない状態の方が長いのですから、個々人は地球に存在していない状態=死んでいる状態が普通ということになります。
なかなか難しいですね。まあ、思考訓練です。
・「完全なる答えなどないのです。でもそれを問い続けることは、とても大事なことです。」
メリットがあってもデメリットが無い策というのは少ないですから、どの策のデメリットが一番小さいか、どの策のデメリットが許容できるか、どの策のメリットが必要か、ということを比較考量しないといけませんね。
「分からないことがあるから、人は優しくなれるのです。」「人は、分からないことの答えを知りたいと思って追い求める。そこに、優しさや懐かしさ、そして、喜び、楽しみが生まれるのです。」
自分が知らないということを本当に知っているのであれば、それは謙虚さを生みますから、優しくなれるはずです。
【shin】
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