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伸一測量設計株式会社 山本秀夫 経営ブログ

測量業界の働き方改革

測量業界における働き方改革は、従来の労働慣行や効率化の見直しを通じて、労働環境や労働条件の改善を図る取り組みを指します。測量業界では、フィールドワークやデータ処理など、体力や時間を要する作業が多いため、働き方改革が重要とされています。

以下に、測量業界における働き方改革の具体的な取り組みや影響をいくつか挙げてみます。

  1. 技術の導入: 近年では、GPSやドローンなどの技術が測量作業に活用されています。これにより、従来よりも迅速で正確な測量が可能となり、フィールドワークの効率化が図られています。弊社では積極的にUAVや地上型レーザーをはじめ、最新機器を導入して、生産性の向上を掲げています。人の労力には限界があります。人と機械の能力を組み合わせることで付加価値を上げ、労働環境や労働条件の適性化を進めています。

  2. 労働時間の見直し: 長時間労働や過重労働の是正が進められています。労働時間の適正化や、フレックスタイム制度の導入など、労働時間に関する取り組みが行われています。弊社では、長時間労働が多かった時期もありますが、技術の導入や積極的に若い人材を中心に幅広い年代も採用することにより、業界特有の一人の技術者に頼ってしまう体質を改善し、今では定時に帰る社員も多く見られます。まだ道半ばであり更なる労働環境の改善には、労働生産性がセットになると考えています。様々な施策を実行し、働く技術者の環境改善を務めていきます。

  3. 働き方の多様化: リモートワークやテレワークの導入など、働き方の多様化が進められています。特に、データ処理などオフィスワークに従事する測量技術者においては、リモートワークが一般的になりつつあります。弊社では、一時導入しましたが、社全体では会社で勤務する技術者が多いのが現状です。現在は、個別に申請又は指示する技術者において続けています。今後は様々な拠点で作業する事が増えていく事を検討し、経営課題として管理者の教育、設備を推進しています。

  4. キャリア支援: 若手技術者の育成やキャリア支援の強化が行われています。技術者のスキルアップやキャリアパスの明確化など、働きやすい環境を整えるための取り組みが行われています。弊社では、社員の資格取得に補助を設け、資格手当とあわせ社員のキャリアップを支援をしています。また、成長評価の中に技術のスキルマップを作成し、技術力の可視化を図り教育に生かしています。又、資格の有無にとらわれず、経験や能力を評価し適正な労働条件を示しています。

測量業界における働き方改革は、労働環境の改善だけでなく、業界の競争力強化や人材確保の観点からも重要な取り組みです。これらの取り組みが進むことで、測量技術者の働きやすさやモチベーションが向上し、業界全体の発展につながると期待されています。

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