なんと、このブログを見た方から初めて応援のコメント頂けたので、頑張って続きを書くエネルギーが出ました(´ー`)
物語の続きを書きたいと思います。
とりあえず、家庭裁判所に行って三点セットの申し立てを済まし、子供の小学校の教頭先生とのアポイントの為、学校に向かいました。
学校という立場だから家庭の問題に関与できないのは重々、承知の上、少しでもご協力頂ければという想いです。
学校、到着…
教頭先生と子供の担任の先生の、お二方が出迎えてくれました。さすがに有名私立小学校様という印象です(´ー`)
たかが、イチ保護者の相談で、この丁寧なお出迎え。ありがとうございます。
面談室にご案内…
そういえば、受験の面接でも、この部屋で親子面接したなぁ~。懐かしい。
まずは、ご挨拶。
私・この度はお時間作って頂きありがとうございます。
教頭・こちらこそお越し頂きありがとうございます。
私・早速、相談したい件なんですが…
※私が今回の状況を説明しようとすると
教頭・お父さん。大変申し訳ありません。
私・んっ?
教頭・本当に申し訳ありません。
私・いえいえ。申し訳ないのは私のほうで。
教頭・お父様にウソをついておりました。
私・んっ?どうされました?
教頭・実は…
そっと、一枚の用紙が私の前に出されました。
何やら複写された用紙…
よく見ると。
退学届け。
もう一度、よく見ると。
退学(転校)届け。
ちょっと理解不能。。。
頭の中で整理が始まりました。
今から説明するのが私の中のストーリーでした。
1 子供を誘拐する
2 弁護士を通して話し合いをする
3 結論が出たら、子供の方針を決める
※方針とは、学校、幼稚園どうするか
とりあえず、子供を人質にとった上で、優位に離婚交渉して、交渉成立後に、子供の方針を決めるもんだと思ってました。
私は最悪の最悪を考え、妻が勝手に退学届け出さないように、もし妻が退学を申し出たときは、父である私に連絡をください。という話をしたくて、今回、学校に来たので。
しかも、妻の実家から学校までは充分、通える距離なので、少し遠くなるけど頑張って通わせるもんだと思ってました。
しかし、今、目の前にあるのは退学届…
しかも、妻のサインとハンコ済み…
もちろん、私のサインはありません。。。
絶対、ウソだっ!
私は、頭が真っ白になりました。
しばらく無言の状況が続き、担任の先生から…
先・実は急な話だったので、我々も驚いてました。
先・退学届出される一週間前に親子面談があり、そのときは全く、退学や引越の話がなく、学校にも満足されてる様子だったので…
先・子供さんも毎日、楽しそうに学校生活を送っており、お友達もたくさんいてましたので…
先・お母様も、これからもよろしくお願いします。と仰っておられたので。
教頭・本当に急なお話で、我々も驚いていました。
私・妻は退学のときに何と説明しましたか?
教頭・引越の為、通学が難しくなったと。主人も同意しており、退学させてください。と…
私・全くのウソです(半泣き状態)
教頭・翌月になると、学費も発生するので、我々も致し方なく受け入れました。
私・子供の反応?
先・状況がわかってない様子でした。
先・なんで転校するの?のような表情でした。
私・クラスの子に最後の挨拶は?
先・退学届け出された日が2学期最終日でしたので、授業の最後にお別れ会をしました。
私・子供の表情は?
先・最後まで、戸惑った表情をしていました。
私・泣き崩れる
多分、10分間くらい泣き崩れたと思います。
教頭・お父様。お気を落とさずに。
私・ありがとうございます(泣きながら)
私・子供が一番仲良しだった、○○くんとは挨拶できましたか?(泣きながら)
先・別のクラスだった、○○くんもお別れ会に来てくれて、2人で何か話をしていました。
私・ありがとうございます(泣き崩れる)
私・とりあえず状況だけ説明させてください。
連れ去り、子供の人権を無視、弁護士が指示している…
などなど、一通り説明し、本来は転校を止めてくれるように来たことも説明し…
私・次の学校は決まってる言ってましたか?
教頭・義務教育期間中なので、退学と転校の手続きはセットです。なので、次の学校は決まっております。
私・教えてもらえませんか?
教頭・我々から教えることが出来ませんが、ご実家の校区内であれば、お察しつくかと。
私・ありがとうございます
先生・私たちも本当に残念です。
私・今日は、時間作ってもらい、本当にありがとうございました。まだ、どうなるかわかりませんが、方向性が決まったら、相談してもよいですか?
教頭・我々に出来ることがあれば、喜んで、ご協力します。
私・ありがとうございます(また泣き崩れる)
面談室、退出。
わざわざ正門まで、送って頂き、最後に深々とお辞儀しました。
私・ありがとうございます(深々とお辞儀)
教頭・どうか気を落とさずに頑張ってください
そして、学校を後にしました。
ふと、振り帰ると、教頭と担任の先生が頭を下げて見送ってくれてます。
私の姿が見えなくなるまで、微動だにせず、ずっと…ずっと…頭を下げて見送ってくれました(・_・、)
心が痛すぎる。
本当に素晴らしい人たちだ。
こんな素晴らしい大人たちに囲まれて、学校生活を送ってほしかった。
私は、ビジネスシーンで、よくこのような光景を見ます。
商談とか打ち合わせとか、謝罪とか。
今回は、言わば家族問題。学校には全く非はありません。
逆に家族問題から派生して、学校に迷惑かけちゃった状況です。
※だって、ウチの子供が合格してなければ、他の子がこの学校に行けたからね(T_T)
でも、すごく真摯に話を聞いてくれて、学校側は全く問題ないのに真剣に謝罪までしてくれて…
一緒に心を痛めてくれて…
協力できることあれば、なんでも言ってくださいって言ってくれて…
ビジネスシーンで、数ある商談や謝罪を経験してきましたが、こんなに素晴らしい人たちと出会えたのは、初めてです。
私の子供は、こんなに素晴らしい大人に囲まれて、学校生活を過ごしていたんだ。
本当にありがとうございました。
何とか、またこの学校に戻ってこれるように頑張ります(・_・、)
続く…