そして父(親権者)になる

第41話 パパっ!助けてっ!パパっ! その15 助けての意味

続き…

今日は「パパー!パパー!助けて!」の助けての意味について書きたいと思います。

実は、私の勝手な想像で長男と次男は楽観的に考えてるもんだと思ってました(´ー`)

ちょうど連れ去られたのが冬休み前だったので、今年は祖父母の家で長い冬休みを過ごすんだなぁ~みたいな。

だから、私との久しぶりの再会にも、
「パパ!久しぶり!」のような楽観的な感じでくるかなぁ~と思ってました。

「なんだっ。こんなに、悩み苦しんでいるのは私だけかっ!」

ってな感じになると勝手に想像してました( -_-)

しかしながら、空けてみるとビックリ…

「助けてー!」

改めて考えると信じられない言葉…

母親と母父、母母と毎日、過ごしている状況で助けてって…

これが誘拐犯だったら、わかるんだけど、今まで何年も過ごしてきた家族がいる状態で助けてって…

ふと、思い出しました。

私が転校前の小学校に行ったときに、担当の先生が言ってた言葉…

「長男くんは困惑してる表情で、何が起こってるのか理解できてない様子でした」

そら、毎日、当たり前のように通ってた学校に、急に母親が付いてきて、担当の先生と教頭先生の前で、

「引越の為、退学します」って、言われたら理解できないよね。

そもそも、6歳の子供からしたら、退学って何…??

でも、その後、繰り広げられるお別れ会(・_・、)

何となく、状況がわかってきた。

僕はこの学校を辞めるんだ…

今まで一緒に遊んだ友達。一緒に通学してた友達。
みんなから、お別れの言葉の連発…

ちょっと待って…辞めたくないよ(・_・、)

お別れしたくないよ(・_・、)

でも、きっとパパだったら、何とかしてくれる。

僕に、いつも「未来少年コナン」を見せて、コナンのように強い人間になろうね。ってお話してるから、

きっとパパだったら、コナンのように何とかしてくれる。

きっと…

きっと…

きっと…

それから数日…
冬休みに入り。冬休みが明けた。

あれっ。お家の前にパパがいる(・_・、)

「パパー!パパー!助けてー!」

やっと会いに来てくれた。

やっと、僕たちを助けに来てくれた。

「パパー!パパー!助けてー!」


そうか。

そういうことか。

そら、助けを求めるよな(・_・、)

続く…





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