AM5:15
いつもの時間 世界は真っ暗
太陽なんてそこには無いのかな
そう想わせる 宵闇では無い暗闇の世界
AM5:15
何時もの時間 気の早い陽が
いつもよりたくさん現れて
明るくなった空が
季節の進みをそっと人に教えてくれる
そうなんだよね…
世界は改変の時なのかな
誰も居ない街
まだみんな寝てる街
うーん!と伸びをして
マスクを外して歩く
鼻の奥が 少しだけ残る
寒さと静けさでツーンとして
それと同時に冬と春の間の空気が
身体の中に懐かしさを連れてきて
懐かしさって
誰とでも共有出来て
誰とも共有できない
不思議な感情だよね
だからわたしは
小さな頃の自分と共有するんだ
あ、空がこの香りの頃は
頑張ってバイトしてたな…
あの人が好きだったな…とかね。
そんな事 想いながら
ワンコたちと歩く朝の散歩
AM5:45
誰かが起きてる街
眠そうに『おはよぉ』と聞こえる街
世界はこれからも
どんどん変わっていくんだろう
それでも
わたしは
変わらず繰り返す季節に
懐かしさなんて感じながら
いつのまにか早くなる空に
今日もこう言うんだ
『おはよう♪行ってきます』
ちょっとだけ強くなれる魔法の言葉
言われたらきっと嬉しい魔法の言葉
『おはよう』
ココロを込めて。
全世界がちゃんと言えますように。
言える相手が居る人に。
起きて待っててくれる人に。
ちゃんとココロを込めて言えますように。
瞳を見て言われたら、
ちゃんと嬉しい魔法の言葉
『おはよー♪』
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