現在プレイ中のマップ「珠栄地方」の紹介です。
今回は国鉄の主要駅を中心に見ていこうと思います。
珠栄地方の鉄道は、国鉄・私鉄・公営鉄道の3種類があります。といっても、設定上分類しているだけで、Simutransでの運営は全て「珠栄総合開発公社」に一元化しています。Simutransでは別会社を作ることができるのですが、操作(特に建設)が面倒になること、会社は統合できないため将来的に直通や合併・路線変更があった際に不便なことから、複数会社プレイは脳内にとどめることにしました。
車両は原則として国鉄線には国鉄/JRの車両を、私鉄や公営鉄道には私鉄の車両を入れています。
それでは、駅を見ていきましょう。サテライトもつけておきます。
尚、オリジナルの地名要素があるため、読みにくい/読めない地名は下にリスト化しました。参考までにどうぞ。
読み仮名:京北(きょうほく) 京香(けいか) 立岩(たていわ) 上京(かみぎょう) 久那原(くなばら) 雁島(かりしま) 正田(まさだ) 牧成(ぼくせい) 輿海(こしみ) 西都(さいと) 鶴山(かくざん) 逢通(あいづ) 安八(あんぱち) 英金(あがね) 金葉(こんよう) 西玉(さいぎょく) 丸富(まるとみ)
◎東京駅 Tokyo
[Spec]
ホーム:16面30線(地上8面16線・高架2面4線・地下6面10線)
乗り入れ路線:
国鉄―新幹線・京北本線・京香本線・東京本線・山手線【環状線】(※)
私鉄―なし
地下鉄―東京地下鉄2号線(立岩線)・同4号線(上京線)・同5号線(久那原線)・同6号線(雁島線)
その他―市電4系統・バス2系統
(※――路線名称上は京北本線と東京本線)
まずは、東のターミナル・東京です。東京には他にもターミナル駅があるのですが、「国鉄のターミナル」はここです。国鉄だけで10面20線を有します。
地上の在来線ホームが8面16線。その上に新幹線が2面4線。さらに地下に地下鉄が4路線で6面10線の、計16面30線の巨大な駅です。長距離特急を運転している関係で、在来線ホームは全て16両編成に対応しています。大部分は新幹線開業に伴い消滅しましたが、京北本線の寝台特急や京香線にはまだ長編成の列車が残ります。
巨大とはいってもこの世界だからで、ダイヤの概念がないSimutransではホーム容量が現実に比べて小さく、駅の規模が大きくなりがちです。いわゆる『開発日記』を投稿されている人を見ると、これでも小さいほうです。某〇谷(128の人)の203面294線には到底かないません。あそこはいろいろおかしい。
規模こそでかいですが、この駅は路線別にホームが分かれた、非常にわかりやすい駅です。かつての一大幹線で、緩行線も有する京北本線が8線(内緩行線が2線)の他は、おおむね2~4線使用しています。
◎南珠駅 Nanju
[Spec]
ホーム:13面22線(地上4面4線・高架5面10線・地下4面8線)
乗り入れ路線:
国鉄―東京本線・輿海西線・珠栄環状線【環状線】(※)
私鉄―南珠電気鉄道本線・南珠軌道(潮宮線/正田線)
地下鉄―牧之原市営地下鉄1号線・2号線・7号線
その他―バス6系統
(※――路線名称上は東京本線と輿海西線)
西の国鉄ターミナルは2つあります。その内、東側にあるのが南珠駅です。高架に国鉄線、地下に私鉄と地下鉄。地上には軌道が2本走ります。
(ゲーム時間で)100年前にできた当初は周囲にはなにもありませんでした。建設当時は高架軌道のコストが高すぎて、国鉄ホームは3面6線しか建設できませんでした。現在は5面10線フルにつかって列車をさばいています。環状線が2線、東京本線が4線、そして、塩浜から東京本線を通って乗り入れてくる牧成線が4線。本数が多いため、南珠~塩浜の線路は分離され、堂々の3複線を見ることができます。
地下にある南珠電気鉄道は、車両は阪神のものを仕様。市営地下鉄7号線と線路が繋がっていますが、直通するのは地下鉄車両[大阪市交60系]だけです。
地下鉄は3線あり、市街地を横断する1号線[東京メトロ銀座線01系]は第三軌条で駅間短め。玉ノ浦まで続く2号線[大阪市交20系]は第三軌条でも駅間長め。架線集電の7号線とあわせて三者三様です。
地上には路面電車のホームが2箇所あります。
東側(画面右)のホームは南珠軌道正田線。半分近くが専用軌道です。
一方西側のホームは潮宮線ホーム。元々は併用軌道で乗り入れていた南珠電気軌道の線路で、地下化したのと同時に一部路線を変更して路面電車となりました。
◎牧之原駅 Makinohara
[Spec]
ホーム:14面24線(地上7面13線・地下7面11線)
乗り入れ路線:
国鉄―珠栄本線・輿海西線・輿海東線
私鉄―南珠軌道正田線
地下鉄―牧之原市営地下鉄1号線・2号線・4号線・5号線・6号線
その他―バス9系統
西のもう一つのターミナルが牧之原。珠栄の歴史は廿日市~牧之原に始まりました。旅客駅としてはこの駅が最古の部類になります。西口の駅舎は開業当時のままです。
国鉄は上の3路線の他、珠栄本線の途中から分岐する玉浦線の列車も乗り入れてきます。南珠駅ができるまでは東京本線もここから出ていました。
昔から本数が多かったため、早くから複線化→複々線化がされました。しかし、南珠駅の開業や環状線の開通に伴い乗客は減少。特に、長距離列車が多くなかったことから優等列車は早くから衰退し、現在特急「たまさか」5本と特急「こしみ」2本(数字は運用本数)しかありません。
一方、古くからある路線だけあって乗客は多く、支線直通の「たまさか」を除いて全て10両以上です。珠栄本線(牧之原~橋本)では15両編成のJR東日本E231系が団子になって運転されています。
東側にある9~13番線は貨物駅用にとっていたスペースを転用したもので、輿海東線専用となっています。増築当初は珠栄本線方面との直通運転を計画していたので、複雑な配線となっています。
東口の目玉・バスターミナル。
南珠駅ができるまで、この駅には10系統ものバスを1つのバス停でさばいており、これ以上の増発はできない状態でした。しかし町の発展にバス停はパンクし始め、地下鉄の整備(後の1号線)とともに巨大なバスターミナルを建設しました。
中は8レーンのバス停を使い分けるようにしてあります。
尚、南珠駅とは地下鉄2路線とバス3系統、そして南珠軌道という圧倒的密度で連絡しています。
南珠軌道正田線は、牧之原―南珠―萩を連絡するLRTです。南珠駅に集客するための路線でしたが、都市の発展に伴い路面電車としての役割が大きくなりました。乗りとおす人も多いので集客力の高い東急200形を使用。
◎廿日市駅 Hatsukaichi
[Spec]
ホーム:13面19線(地上9面12線・高架2面4線・地下2面3線)
乗り入れ路線:
国鉄―輿海西線・珠栄環状線・貨物線
私鉄―西都鉄道本線・玉笠鉄道本線・廿日市ケーブル
地下鉄―牧之原市営地下鉄5号線
その他―バス1系統
駅としては牧之原よりも古い。地上に国鉄が3面6線、貨物駅をはさんで西都鉄道が3面4線。玉笠鉄道が2面4線の高架駅。地下には牧之原から地下鉄が乗り入れ、バスターミナルを挟んでケーブルカーとなんでもござれの駅。廿日市は山の上にあるので、市街地へはここから地下鉄かケーブルで行くことになります。
◎高鍋駅 Makinohara
[Spec]
ホーム:9面16線(地上4面6線・高架2面4線・地下3面6線)
乗り入れ路線:
国鉄―東京本線・成瀬線・山手線
私鉄―東京高速鉄道
地下鉄―東京地下鉄1号線(青山線)・2号線(立岩線)
その他―市電4系統
東京のかつてのターミナル駅。数少ない平地の西端に位置する。駅前を市電が通っているためバスターミナルがありません。
かつて3面6線で、東京本線はここで行き止まりだった。東の貝塚方面も発着していたが、京北本線建設に伴いターミナル機能を東京駅に移転。貝塚への路線は地下鉄化。すぐ山が迫っているので東京本線は高架化し、地形の関係で東京駅に接続できなかった成瀬線だけが残りました。今でも貝塚方面のホームが残っています。
地下鉄は高鍋~貝塚の地上線に由来する2号線と、山上のターミナル・青山へのアクセスを担う1号線が通る。さらに、東京空港が海上に移転したため、東京高速鉄道が地下新線で建設された。空港を通り対岸の熊本に向かう有料特急「スカイライナー」が毎時2本運行中。
◎守口駅 Moriguchi
[Spec]
ホーム:10面20線(地上5面10線・高架2面4線・地下3面6線)
乗り入れ路線:
国鉄―新幹線・京北本線・逢通線
私鉄―なし
地下鉄―守口地下鉄道(2路線)
その他―バス8系統
マップ中央にある守口市の玄関駅。新幹線も停まる他、鶴山経由で輿海東線の列車も乗り入れてきます。守口の人口が大きいこともあって、一部の新幹線を除く全ての列車が停車する重要な駅です。在来線が地上、新幹線は高架です。
しかし、メインとなる京北本線は2面3線(3~5番線:左から2本目と3本目のホーム)しかありません。このため、東京~守口の区間列車は緩行線となり、快速線は河鹿や山北など長距離列車のみとなっていました。新幹線が開業し、線路容量を逼迫していた東京~山北の長距離特急が廃止されたあとも、その傾向は変わっていません。この他、当駅で折り返しになる輿海東線と逢通線をわずか2面4線でさばくという恐ろしい駅です。
守口の駅は街の中心地から遠いため、バスでカバーしていましたが、需要の増加に耐え切れず地下鉄が建設されました。
◎河鹿駅 Kajika
[Spec]
ホーム:10面15線(地上8面11線・高架2面4線)
乗り入れ路線:
国鉄―新幹線・京北本線・輿海西線・河北線
私鉄―丹河鉄道
その他―バス6系統
守口以上に折り返しがカオスな駅。
地上ホームのうち、丹河鉄道が2面2線、河鹿線専用ホーム(非電化)が2面2線。残る4面7線のうち、輿海西線は3線(これでも精一杯)。残る列車はたった4線しか使えません。安八線経由で河鹿~丸亀の気動車列車がやってくるほか、守口~河鹿~山北には需要の関係で特急が残り、やたら列車密度が高いです。それでも本線折り返しをするほど線路には余裕がありません。すぐ西に曳春電気鉄道の高架もある(高々架は新幹線と同じ高さになるため不可)ため高架化もままならず、現状でやりくりしています。
◎山北駅 Yamakita
[Spec]
ホーム:6面12線(地上5面10線・地下1面2線)
乗り入れ路線:
国鉄―新幹線・京北本線・金葉線・北海線
私鉄―なし
地下鉄―山北市営地下鉄南北線
その他―バス4系統
かつて特急19本、急行6本、寝台特急4本、普通5本をわずか3線でさばいていましたが、新幹線開業で本数がぐっと減り、在来線には余裕があります。前回から新しく、山北~東粟倉~巌方の粟倉線が開業しています。山北駅では切り欠きホームの発着です。
新幹線も暫定ホームを造って開業にこぎつけたのですが、屋根がないまま営業を続けていました。橋上駅舎化の計画もありますが、面倒で保留中。
◎丸亀駅 Marugame
[Spec]
ホーム:12面25線(地上7面13線・高架2面7線・地下3面5線)
乗り入れ路線:
国鉄―新幹線・安八線・琵琶線・英金線・金葉線
私鉄―北杜電気鉄道丸亀線・西玉高速鉄道本線・丸富電気鉄道
地下鉄―丸亀市営地下鉄高速2号線(南北線)・高速4号線(安八線)
その他―市電6系統・バス2系統
マップ北部にあった巨大な盆地を計画的に開発して作られたのが丸亀です。北のターミナルを目指してバスターミナル・市電も含め建設を進めた結果、かなり大きなターミナルになりました。当初新幹線は東京~河鹿~山北のルートを予定していましたが、丸亀駅開業後、東京~丸亀に特急「しらさぎ」を新設したら、乗客が急に「しらさぎ」に流れ出し、キハ82の14両編成・河鹿以外ノンストップにもかかわらず満員になったため、急遽新幹線が作られました。東京駅に京北本線のホームが6線あるのも、東京~山北に新幹線がなかった原因も、だいたい丸亀のせい。
ただし、丸亀自体の人口が多くない(実は山北より少ない)ため乗換駅として機能しています。接続する在来線も全て非電化です。二丈方面へ西玉高速鉄道と全区間競合する英金線を除いて単線のままです。
私鉄は3社が乗り入れ、高架が西玉高速鉄道[西武車両で運転]、地上南側に丸富電気鉄道[定山渓鉄道2300形]、地上北側新幹線下に北杜電気鉄道[南海ズームカー系列で運転]が走ります。西玉高速鉄道は山の中をトンネルと効果で切り裂く超ハイスペック鉄道。丸富電気鉄道は昔ながらのローカル私鉄。北杜電気鉄道は山北に向かう都市間山岳鉄道です。大体在来線に勝っています。
◎香山駅 Makinohara
[Spec]
ホーム:5面8線(地上5面8線)
乗り入れ路線:
国鉄―北海線・京香本線
私鉄―天草鉄道・香山電気軌道
その他―路線バス4系統・高速バス3系統
マップ北東にある果てのターミナル。国鉄は2つ隣の浜熊から逢通線・河北線の列車が乗り入れてきます。国鉄ホームは3面6線と小規模で、2線が特急専用のほかはばらばらに発着します。本数が少ないからこそなせる業です。逢通線を除いて全て気動車での運転になります。
駅前のバスターミナルは高速バスの拡大にあわせ13レーンに拡張。空港までのバスが人気です。街から離れており、市内交通は路線バスと路面電車でカバー。系統の設定でうまく乗客をコントロールしています。
最北の街・天草へは天草鉄道と高速バスがデッドヒート……となるはずが、店員の少ないレールバスとハイデッカーバスで回せているあたり田舎です。
以上、主要駅紹介でした。
次回はこの10年間で行った新事業の解説の予定です。ていうか、この世界駅多すぎ!
今回は国鉄の主要駅を中心に見ていこうと思います。
珠栄地方の鉄道は、国鉄・私鉄・公営鉄道の3種類があります。といっても、設定上分類しているだけで、Simutransでの運営は全て「珠栄総合開発公社」に一元化しています。Simutransでは別会社を作ることができるのですが、操作(特に建設)が面倒になること、会社は統合できないため将来的に直通や合併・路線変更があった際に不便なことから、複数会社プレイは脳内にとどめることにしました。
車両は原則として国鉄線には国鉄/JRの車両を、私鉄や公営鉄道には私鉄の車両を入れています。
それでは、駅を見ていきましょう。サテライトもつけておきます。
尚、オリジナルの地名要素があるため、読みにくい/読めない地名は下にリスト化しました。参考までにどうぞ。
読み仮名:京北(きょうほく) 京香(けいか) 立岩(たていわ) 上京(かみぎょう) 久那原(くなばら) 雁島(かりしま) 正田(まさだ) 牧成(ぼくせい) 輿海(こしみ) 西都(さいと) 鶴山(かくざん) 逢通(あいづ) 安八(あんぱち) 英金(あがね) 金葉(こんよう) 西玉(さいぎょく) 丸富(まるとみ)
◎東京駅 Tokyo
[Spec]
ホーム:16面30線(地上8面16線・高架2面4線・地下6面10線)
乗り入れ路線:
国鉄―新幹線・京北本線・京香本線・東京本線・山手線【環状線】(※)
私鉄―なし
地下鉄―東京地下鉄2号線(立岩線)・同4号線(上京線)・同5号線(久那原線)・同6号線(雁島線)
その他―市電4系統・バス2系統
(※――路線名称上は京北本線と東京本線)
まずは、東のターミナル・東京です。東京には他にもターミナル駅があるのですが、「国鉄のターミナル」はここです。国鉄だけで10面20線を有します。
地上の在来線ホームが8面16線。その上に新幹線が2面4線。さらに地下に地下鉄が4路線で6面10線の、計16面30線の巨大な駅です。長距離特急を運転している関係で、在来線ホームは全て16両編成に対応しています。大部分は新幹線開業に伴い消滅しましたが、京北本線の寝台特急や京香線にはまだ長編成の列車が残ります。
巨大とはいってもこの世界だからで、ダイヤの概念がないSimutransではホーム容量が現実に比べて小さく、駅の規模が大きくなりがちです。いわゆる『開発日記』を投稿されている人を見ると、これでも小さいほうです。某〇谷(128の人)の203面294線には到底かないません。
規模こそでかいですが、この駅は路線別にホームが分かれた、非常にわかりやすい駅です。かつての一大幹線で、緩行線も有する京北本線が8線(内緩行線が2線)の他は、おおむね2~4線使用しています。
◎南珠駅 Nanju
[Spec]
ホーム:13面22線(地上4面4線・高架5面10線・地下4面8線)
乗り入れ路線:
国鉄―東京本線・輿海西線・珠栄環状線【環状線】(※)
私鉄―南珠電気鉄道本線・南珠軌道(潮宮線/正田線)
地下鉄―牧之原市営地下鉄1号線・2号線・7号線
その他―バス6系統
(※――路線名称上は東京本線と輿海西線)
西の国鉄ターミナルは2つあります。その内、東側にあるのが南珠駅です。高架に国鉄線、地下に私鉄と地下鉄。地上には軌道が2本走ります。
(ゲーム時間で)100年前にできた当初は周囲にはなにもありませんでした。建設当時は高架軌道のコストが高すぎて、国鉄ホームは3面6線しか建設できませんでした。現在は5面10線フルにつかって列車をさばいています。環状線が2線、東京本線が4線、そして、塩浜から東京本線を通って乗り入れてくる牧成線が4線。本数が多いため、南珠~塩浜の線路は分離され、堂々の3複線を見ることができます。
地下にある南珠電気鉄道は、車両は阪神のものを仕様。市営地下鉄7号線と線路が繋がっていますが、直通するのは地下鉄車両[大阪市交60系]だけです。
地下鉄は3線あり、市街地を横断する1号線[東京メトロ銀座線01系]は第三軌条で駅間短め。玉ノ浦まで続く2号線[大阪市交20系]は第三軌条でも駅間長め。架線集電の7号線とあわせて三者三様です。
地上には路面電車のホームが2箇所あります。
東側(画面右)のホームは南珠軌道正田線。半分近くが専用軌道です。
一方西側のホームは潮宮線ホーム。元々は併用軌道で乗り入れていた南珠電気軌道の線路で、地下化したのと同時に一部路線を変更して路面電車となりました。
◎牧之原駅 Makinohara
[Spec]
ホーム:14面24線(地上7面13線・地下7面11線)
乗り入れ路線:
国鉄―珠栄本線・輿海西線・輿海東線
私鉄―南珠軌道正田線
地下鉄―牧之原市営地下鉄1号線・2号線・4号線・5号線・6号線
その他―バス9系統
西のもう一つのターミナルが牧之原。珠栄の歴史は廿日市~牧之原に始まりました。旅客駅としてはこの駅が最古の部類になります。西口の駅舎は開業当時のままです。
国鉄は上の3路線の他、珠栄本線の途中から分岐する玉浦線の列車も乗り入れてきます。南珠駅ができるまでは東京本線もここから出ていました。
昔から本数が多かったため、早くから複線化→複々線化がされました。しかし、南珠駅の開業や環状線の開通に伴い乗客は減少。特に、長距離列車が多くなかったことから優等列車は早くから衰退し、現在特急「たまさか」5本と特急「こしみ」2本(数字は運用本数)しかありません。
一方、古くからある路線だけあって乗客は多く、支線直通の「たまさか」を除いて全て10両以上です。珠栄本線(牧之原~橋本)では15両編成のJR東日本E231系が団子になって運転されています。
東側にある9~13番線は貨物駅用にとっていたスペースを転用したもので、輿海東線専用となっています。増築当初は珠栄本線方面との直通運転を計画していたので、複雑な配線となっています。
東口の目玉・バスターミナル。
南珠駅ができるまで、この駅には10系統ものバスを1つのバス停でさばいており、これ以上の増発はできない状態でした。しかし町の発展にバス停はパンクし始め、地下鉄の整備(後の1号線)とともに巨大なバスターミナルを建設しました。
中は8レーンのバス停を使い分けるようにしてあります。
尚、南珠駅とは地下鉄2路線とバス3系統、そして南珠軌道という圧倒的密度で連絡しています。
南珠軌道正田線は、牧之原―南珠―萩を連絡するLRTです。南珠駅に集客するための路線でしたが、都市の発展に伴い路面電車としての役割が大きくなりました。乗りとおす人も多いので集客力の高い東急200形を使用。
◎廿日市駅 Hatsukaichi
[Spec]
ホーム:13面19線(地上9面12線・高架2面4線・地下2面3線)
乗り入れ路線:
国鉄―輿海西線・珠栄環状線・貨物線
私鉄―西都鉄道本線・玉笠鉄道本線・廿日市ケーブル
地下鉄―牧之原市営地下鉄5号線
その他―バス1系統
駅としては牧之原よりも古い。地上に国鉄が3面6線、貨物駅をはさんで西都鉄道が3面4線。玉笠鉄道が2面4線の高架駅。地下には牧之原から地下鉄が乗り入れ、バスターミナルを挟んでケーブルカーとなんでもござれの駅。廿日市は山の上にあるので、市街地へはここから地下鉄かケーブルで行くことになります。
◎高鍋駅 Makinohara
[Spec]
ホーム:9面16線(地上4面6線・高架2面4線・地下3面6線)
乗り入れ路線:
国鉄―東京本線・成瀬線・山手線
私鉄―東京高速鉄道
地下鉄―東京地下鉄1号線(青山線)・2号線(立岩線)
その他―市電4系統
東京のかつてのターミナル駅。数少ない平地の西端に位置する。駅前を市電が通っているためバスターミナルがありません。
かつて3面6線で、東京本線はここで行き止まりだった。東の貝塚方面も発着していたが、京北本線建設に伴いターミナル機能を東京駅に移転。貝塚への路線は地下鉄化。すぐ山が迫っているので東京本線は高架化し、地形の関係で東京駅に接続できなかった成瀬線だけが残りました。今でも貝塚方面のホームが残っています。
地下鉄は高鍋~貝塚の地上線に由来する2号線と、山上のターミナル・青山へのアクセスを担う1号線が通る。さらに、東京空港が海上に移転したため、東京高速鉄道が地下新線で建設された。空港を通り対岸の熊本に向かう有料特急「スカイライナー」が毎時2本運行中。
◎守口駅 Moriguchi
[Spec]
ホーム:10面20線(地上5面10線・高架2面4線・地下3面6線)
乗り入れ路線:
国鉄―新幹線・京北本線・逢通線
私鉄―なし
地下鉄―守口地下鉄道(2路線)
その他―バス8系統
マップ中央にある守口市の玄関駅。新幹線も停まる他、鶴山経由で輿海東線の列車も乗り入れてきます。守口の人口が大きいこともあって、一部の新幹線を除く全ての列車が停車する重要な駅です。在来線が地上、新幹線は高架です。
しかし、メインとなる京北本線は2面3線(3~5番線:左から2本目と3本目のホーム)しかありません。このため、東京~守口の区間列車は緩行線となり、快速線は河鹿や山北など長距離列車のみとなっていました。新幹線が開業し、線路容量を逼迫していた東京~山北の長距離特急が廃止されたあとも、その傾向は変わっていません。この他、当駅で折り返しになる輿海東線と逢通線をわずか2面4線でさばくという恐ろしい駅です。
守口の駅は街の中心地から遠いため、バスでカバーしていましたが、需要の増加に耐え切れず地下鉄が建設されました。
◎河鹿駅 Kajika
[Spec]
ホーム:10面15線(地上8面11線・高架2面4線)
乗り入れ路線:
国鉄―新幹線・京北本線・輿海西線・河北線
私鉄―丹河鉄道
その他―バス6系統
守口以上に折り返しがカオスな駅。
地上ホームのうち、丹河鉄道が2面2線、河鹿線専用ホーム(非電化)が2面2線。残る4面7線のうち、輿海西線は3線(これでも精一杯)。残る列車はたった4線しか使えません。安八線経由で河鹿~丸亀の気動車列車がやってくるほか、守口~河鹿~山北には需要の関係で特急が残り、やたら列車密度が高いです。それでも本線折り返しをするほど線路には余裕がありません。すぐ西に曳春電気鉄道の高架もある(高々架は新幹線と同じ高さになるため不可)ため高架化もままならず、現状でやりくりしています。
◎山北駅 Yamakita
[Spec]
ホーム:6面12線(地上5面10線・地下1面2線)
乗り入れ路線:
国鉄―新幹線・京北本線・金葉線・北海線
私鉄―なし
地下鉄―山北市営地下鉄南北線
その他―バス4系統
かつて特急19本、急行6本、寝台特急4本、普通5本をわずか3線でさばいていましたが、新幹線開業で本数がぐっと減り、在来線には余裕があります。前回から新しく、山北~東粟倉~巌方の粟倉線が開業しています。山北駅では切り欠きホームの発着です。
新幹線も暫定ホームを造って開業にこぎつけたのですが、屋根がないまま営業を続けていました。橋上駅舎化の計画もありますが、
◎丸亀駅 Marugame
[Spec]
ホーム:12面25線(地上7面13線・高架2面7線・地下3面5線)
乗り入れ路線:
国鉄―新幹線・安八線・琵琶線・英金線・金葉線
私鉄―北杜電気鉄道丸亀線・西玉高速鉄道本線・丸富電気鉄道
地下鉄―丸亀市営地下鉄高速2号線(南北線)・高速4号線(安八線)
その他―市電6系統・バス2系統
マップ北部にあった巨大な盆地を計画的に開発して作られたのが丸亀です。北のターミナルを目指してバスターミナル・市電も含め建設を進めた結果、かなり大きなターミナルになりました。当初新幹線は東京~河鹿~山北のルートを予定していましたが、丸亀駅開業後、東京~丸亀に特急「しらさぎ」を新設したら、乗客が急に「しらさぎ」に流れ出し、キハ82の14両編成・河鹿以外ノンストップにもかかわらず満員になったため、急遽新幹線が作られました。東京駅に京北本線のホームが6線あるのも、東京~山北に新幹線がなかった原因も、だいたい丸亀のせい。
ただし、丸亀自体の人口が多くない(実は山北より少ない)ため乗換駅として機能しています。接続する在来線も全て非電化です。二丈方面へ西玉高速鉄道と全区間競合する英金線を除いて単線のままです。
私鉄は3社が乗り入れ、高架が西玉高速鉄道[西武車両で運転]、地上南側に丸富電気鉄道[定山渓鉄道2300形]、地上北側新幹線下に北杜電気鉄道[南海ズームカー系列で運転]が走ります。西玉高速鉄道は山の中をトンネルと効果で切り裂く超ハイスペック鉄道。丸富電気鉄道は昔ながらのローカル私鉄。北杜電気鉄道は山北に向かう都市間山岳鉄道です。大体在来線に勝っています。
◎香山駅 Makinohara
[Spec]
ホーム:5面8線(地上5面8線)
乗り入れ路線:
国鉄―北海線・京香本線
私鉄―天草鉄道・香山電気軌道
その他―路線バス4系統・高速バス3系統
マップ北東にある果てのターミナル。国鉄は2つ隣の浜熊から逢通線・河北線の列車が乗り入れてきます。国鉄ホームは3面6線と小規模で、2線が特急専用のほかはばらばらに発着します。本数が少ないからこそなせる業です。逢通線を除いて全て気動車での運転になります。
駅前のバスターミナルは高速バスの拡大にあわせ13レーンに拡張。空港までのバスが人気です。街から離れており、市内交通は路線バスと路面電車でカバー。系統の設定でうまく乗客をコントロールしています。
最北の街・天草へは天草鉄道と高速バスがデッドヒート……となるはずが、店員の少ないレールバスとハイデッカーバスで回せているあたり田舎です。
以上、主要駅紹介でした。
次回はこの10年間で行った新事業の解説の予定です。ていうか、この世界駅多すぎ!
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