Local-Liner ~静サツ雑記帳

静岡運転所札幌派出所=静サツへようこそ。
札幌圏の鉄道を軸に、気ままに書き連ねていく日記です。

ダイヤ改正に合わせて行った結果がこれだよ! その6 ~人がごみのようだ!

2013年04月20日 | 鉄道 ‐ 旅行(2013年)
 学校やら新歓やらの奔流にのまれているうちに、気が付けば4月も半月が経過してしまいました。
 このままでは、3月の帰省の話が5月まで伸びそうな予感……

――2013年3月14日(木) 20:10――

現在地:新宿

静岡まであと 143.4km(直線距離)

 満員の山手線内回りに乗ることおよそ10分。私はとある駅に降り立ちました。
 ホーム下の通路を潜り抜け、改札を出ると、それは現れました。



 お分かりですね? そう、ここは東急東横線の渋谷駅です。高架駅としては最後となる渋谷駅を見にやってきたのでした。
 東急東横線は、かねてから東京メトロ副都心線との直通運転が話題になっていました。そしてついに、2013年3月16日から直通運転開始に伴い、高架2階から地下3階に移転することになったのです。奇しくもJRのダイヤ改正と重なったため、JRの見納めをするついでに立ち寄ることにしたのです。



 廃止2日前とはいえ、渋谷駅は変わらず東京らしいラッシュの姿を見せてくれます。JR線と道路に挟まれた4面4線(内2面は降車用)のホームは細く、先端に至っては二人分の幅もありません。そんなホームに、8両編成の列車は端まで停車します。10両編成の副都心線と直通する場合、渋谷駅の廃駅はどのみち免れない形ではありました。



 ラッシュの人に交じってカメラを持ったファンもいるため、ホームの端には駅員さんが常駐し、常にホームの監視を行っています。その脇を、東横線の次世代標準車・5050系が通り過ぎていきます。まだ8両のままであることから、各駅停車用のものと思われます。
 副都心線に直通するにあたって、東横線では優等列車を10両化して、8両の各駅停車と区別して運行することになっていますが、優等列車に使われる5050系は通称4000番台。つまり、050系なのに、すべて○○○となるわけです。ならどうして4000系にしない。



 こちらは特急の5050系。改札から一番遠い先頭車でもご覧の混雑です。



 ホームの細さと曲がり具合からもわかる通り、相当無理な立地にあります。転落事故がなかったのが不思議です。



 1番線の道路側には、箱根湯本駅と同じ独特の形状の側壁があります。渋谷駅の天井を支えるとともに、無二の広告スペースともなっていました。



 ホーム終端。渋谷駅は櫛形ホームで、JRと直結する改札に繋がっています。高架渋谷駅は他の駅に比べて南側にあるため、南海の難波駅同様、ホームの北端にある改札に客が集中します。



 各ホームごとに、列車別の停車駅一覧が出ます。とはいえ、『隔駅停車』とも呼ばれる急行がメインの東横線ではあまり停車駅を気にする必要はない気がしますが。



 1~4番線をフルに使って帰宅時の客を捌きます。



 5050系同士の並びもあとわずか。

 もう少し渋谷駅を味わって――欲を言えば、渋谷駅とともに姿を消す9000系(※8連消滅→5連となって大井町線へ転属)を見ておきたかったのですが、時間の都合上これ以上残ることはできません。
 最後にやってきた列車を取ろうと1番線で構えていると……



 なんと、副都心線用のメトロ7000系が現れたではありませんか。
 恐らくは運転士の習熟運転のために東横線にやって来た車両だと思いますが、高架の駅にメトロの7000系を見るとは……なかなか貴重な一枚です。



 貴重なシーンを見た後で、渋谷駅を去りました。



 改札前にある電光表示の真上で、『2013・3・16 直通運転スタート』の文字が躍っていました。

 もう20時40分ですが、今日の旅はまだ終わりません。
 山手線で次の目的地に向かいます。



 改札を通ってホームに降りようとしたところにあったユニクロ。ファッションの街とはいえ、なにも改札内に服飾を求めなくても……

[種別:普通 山手線 外回り 列車番号不明]
《渋谷20:45?発》



 乗り込んだのが新宿方面の外回りだったため、乗り込んだ7号車はこのように大混雑。身動きどころか、乗るのもやっとの状態です。
 このままで行くのこと思った矢先、新宿でどっと人が減り、空席が起こる事態に。あらためて新宿の求心力をまざまざと見せつけられました。ここから中央線・京王線・西武線・小田急線とさらに分かれていくのでしょう。

 さて、東京を一周する山手線。当然ながら、目的がなければ一周していしまいます。

《上野21:12着》

 下車地に選んだのは上野。今回のダイヤ改正で上野に縁がある車両といえば……



 そう、「ひたち」です! 

 写真の「フレッシュひたち」(上野~勝田・高萩・いわき)E653系は、651系「スーパーひたち」(上野~いわき(・原ノ町・仙台))登場後も残っていた485系を置き換えるために登場した車両です。1997年登場のアルミ製の車両は、色鮮やかな5色に塗られ、常磐線で異彩を放っていましたが、E657系の登場で早くも常磐線を退くことになりました。
 車齢が浅いことからどこかに転属すると思われていましたが、最近新潟への転属が確定し(既に数本が新潟に送られている)、「いなほ」(新潟~酒田・秋田)の485系を置き換えることになりました。
 渋谷駅を早く切り上げたのも、写真の「フレッシュひたち65号」(上野21:15発)を見送りたかったからでした。
 「ひたち」系統には停車駅の少ない「スーパーひたち」(ほとんどが上野~水戸117.5kmをノンストップで駆け抜ける)と途中の主要駅にこまめに停まる「フレッシュひたち」の二つがあります。上野発の下りの場合、00分がスーパーひたち、30分がフレッシュひたちというのが基本ですが、夕方はこれに加えて、土浦止まりの15分発のフレッシュひたちが加わります。通常は停まらないひたち野うしく・荒川沖など、千葉県と茨城県の県境にあるベッドタウンへの帰宅列車として運行されます。



 その反対側のホームには、21:30発の「フレッシュひたち67号」が停車していました。

 上野駅17番線にはホームと反対側から撮れるスペースがあります。



 こんなに近くまで近寄ることができます。

 ここまで来たんだから、ホーム側からも撮ってみたい……と考えるのもやまやまですが、問題がありました。
 「フレッシュひたち」の使用する16・17番線は、東北本線・高崎線系統も含め、特急専用のホームになっています。「専用」というのには発着するという意味もありますが、このホームの入り口には改札が設けられており、特急券をチェックされます。要するに、改札内なのに、もう一度改札をくぐる必要があるわけです。
 しかも、乗車券や入場券で上野駅に入った人でも、このホームに立ち入るにはさらに130円を払って入場券を購入する必要があります。
 予想外の出費ですが、ここでケチってもしょうがありません。
 上野駅の改札内にある緑の窓口で入場券を買い求め(※購入時に上野までの乗車券を見せる必要があります)、いざ『改札』内へ。



 帰宅ラッシュの続く上野駅ですが、このホームだけは時間がゆっくり流れています。



 「フレッシュひたち67号」は、数本しかない高萩行です。



 短編成化が進む現代で、「フレッシュひたち67号」は黄色の7両編成とオレンジ色の4両編成を繋いだ、11両の長編成です。



 現代的な顔は、その後E751系(「はつかり」→「つがる」)やE257系(「あずさ」「さざなみ」「あやめ」など)等、JR東日本の特急に受け継がれていくことになります。
 余談ですが、赤・黄色・緑・青の基本編成は各2本なのに対して、オレンジの付属編成は4本います。基本が7+4の11両なので、オレンジの方が目に触れる機会が多かったのではないでしょうか。



 無事21時30分の発車を見送って公園口の通路に出る途中、「ひたち」停車駅一覧が目に留まりました。途中に中規模の駅をいくつも抱える常磐線は変則停車をすることで需要を満たしています。おかげで列車ごとに停車駅がまちまちなのですが。
 全列車が停車するのは、「スーパーひたち」の場合上野・水戸・勝田・日立・泉・湯本・いわきの7つのみ。「フレッシュひたち」の場合も、これに土浦・石岡・友部・大甕(臨時列車では通過便もあり)・常陸多賀・高萩が加わるだけです。
 こんなものを一目にしたところで、むしろ見にくいだけなのでは……



 公園口側の改札。16・17番線の入り口は、中央口側の改札とここの2カ所のみ。優等列車専用の区画として、完全に区切られているのが分かります。



 入場券。わずか20分の滞在でしたが、このまま残っても来るのは新型車両ばかりなので引き上げます。

 本日の宿は、山手線の隣駅・御徒町にある『御徒町ステーションホテル』というところを予約してありました。



 山手線/京浜東北線のホームに行くと、向かいに高崎線の211系が停車していました。5+5両編成のうち4・5号車を東海道補選で使用していたグリーン車に差し替えた編成です。この編成は2両とも2階建てですが、中には平屋式のグリーン車(サロ210・サロ211)もいます。
 東北本線から211系が消えた今、高崎線の211系も置き換えのカウントダウンが始まっています。

[種別:各停 京浜東北線 列車番号・行先ともに不明]
《上野21:36発》

《御徒町21:38着》

 たった一駅の旅はあっという間でした。
 ホテルに向かって歩き出します。「御徒町駅を出て3分」とあったのですぐ見える範囲なのかと思っていたのですが……

 ・3分後 国道4号線(ホテルが面している道路)までやっとたどり着く。
 ・5分後 辺りに店がない。ホテルはまだ見えない。
 ・10分後 ファミマに立ち寄る。店員に場所を聞くと、さらに南に向かうように言われる。

 御徒町駅を出て15分。やっと御徒町ステーションホテルにたどり着きました。

 

 洋風の間取りなのに靴を脱いで上がるスタイルの部屋でした。

 荷物を部屋に置いたところで、遅いですがご飯を食べに向かいました。
 東京に着くまでの間に飯屋を調べていたのですが、どうやら秋葉原が大盛りの店が多いらしいとの情報を得ました。元々東京の食事に期待はしてませんし、安くてたくさん食えるのならそれに越したことはありません。
 ホテルは『御徒町』と名前がついていますが、秋葉原駅まで10分で辿り着きました。
 が。
 2、3件に目星をつけて探していたのですが、夜10時を過ぎていたのか軒並み閉店。既にラストオーダーが終わっていたり、そもそもやっていなかったりと、なかなか店に入れません。
 そんな中、「スタ丼」なるものを見つけたので、そこに入ることにしました。



 大盛りのお店としても紹介されていました。
 というわけで、肉飯増しを注文。



 出てきたのがこちら。デカい!

 醤油ベースで味がついた肉は美味しいのですが、にんにくが効きすぎな気もしました。



 まあ、完食しましたけどね。
 お腹が満たされたので、明日(3/15)のダイヤ改正前最後の日に備えて寝ます。おやすみなさい。

 というわけで、次回からダイヤ改正前最終日の様子になります。
 更新が遅くなっていますが、なんとか終わりまでもっていくつもりなので、どうか温かい目で見てあげてください。


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