前回のあらすじ

十条駅で205系を撮ろうとしたら4本しか来ませんでした(泣)。
2013/12/27 9:13 十条駅

失意の中、205系で大宮に向かいます。
編成は第29編成。くしくもこの日見かけた205系はどれも違う編成でした。
[埼京線 935K 新宿9:01→大宮9:45]
《十条 9:13発》

座席が埋まっているので先頭に陣取ります。

23区とは思えないのどかな風景が広がります。

高架に入りしばらくしたところで新幹線の高架下に滑り込みます。この先が赤羽駅です。

《赤羽 9:16着》
赤羽では半数近くが下車。座る場所を確保できました。

浮間舟渡を出ると荒川を渡ります。

《戸田公園 9:23着》
戸田ボート場の最寄り駅・戸田公園に停車。この列車はここで通勤快速の通過待ちをします。
新幹線の線路をE2系が通り過ぎるところでした。

205系とE2系。

戸田公園は快速停車駅かつ通過線にホームがないため、追い抜きは通勤快速が運転される平日の朝夕に限られます。

やがて新鋭E233系の通勤快速が高速で通過していきました。

《戸田公園 9:26発》
上り列車の到着を待つことなく発車します。

《武蔵浦和 9:33発》
埼京線でも指折りの駅・武蔵浦和。日中の追い抜きはここで行われます。

南与野駅付近でE3系&E5系の「やまびこ」に追い抜かれました。E3系も秋田新幹線からは今年限りで引退することになっています。そういう意味では貴重な写真です。

《大宮 9:45着》
こうして、935Kは無事に大宮駅の地下ホームにたどり着きました。約4ヶ月ぶりです。

70-000形の快速新木場行。

後続の川越行き(E233系)がやってきました。

大きく『種別確認』の文字が躍る新宿寄りのホーム端。

205系は折り返し新宿行きとなりますが、205系とはここでお別れです。

エスカレータを乗り継ぎ地上ホームに出ると、185系が回送されていきました。大宮には車両工場があるので、多くの車両が回送されてきます。
この185系は「湘南ライナー」の回送でしょうか?

なぜか1両だけ回送されるオハネフ25(金帯)。奇妙の一言に尽きます。何の目的で……

大宮からは東北本線に乗り換えて小山に向かいます。
[東北本線(宇都宮線) 1650E 大船8:46→宇都宮11:39]
《大宮 10:14発》

小山が近づいてきました。
どうしてこんな説明が短いかというと、この間まったく写真を撮っていないからです。どうせただのE231系だし。

《小山 11:10着》
向かいのホームには湘南色の115系が到着していました。この後乗り換える両毛線の車両です。もしかして、次の列車はこれ!?
……と思ったらすぐに回送になってしまいました。残念。

エスカレーターを上がり、両毛線乗り場に向かいます。
両毛線乗り場は東北本線や水戸線のホームから離れています。乗り換え連絡通路(=跨線橋)からさらに歩かされます。

その途中に掲示されているのが『小山駅長のつぶやき』。白黒で文字だけの代物ですが、内容が函館の話だったりスキーの話しだったりとにかく雑多というか小山駅に関することは一つもないんですがそれは……で、一種の狂気さえ感じます。
武蔵小杉の掲示(横須賀線乗り換え通路にある『よんれつ』の掲示)もそうですが、なんでこうも掲示が基地外じみているのか……

乗り換え連絡通路から3分ほど歩かされたところにあるのが両毛線専用乗り場の6・8番線。

かつては8番線の奥に7番線(切欠きホーム)がありましたが、線路や架線が剥がされています。

小山駅には駅そばのお店があります。

時間的にも昼飯時なので天ぷらそばを注文。冷えた身体に暖かいつゆが身に染みます。

次に乗る列車を確認。この107系が次の高崎行のようです。
2両編成を2本つないでいます。
一見ごく普通の通勤電車に見えますが、

こことか、

ここを見れば分かるように、165系の廃車発生品を再利用したリサイクル電車です。
(前者:クハ106←クーラーはクハ165の部品(AU13E)を再利用
後者:クモハ107←クーラーはモハ164の部品(AU79A)を再利用)

かつては日光線に仲間がいました(前年の年末帰省で取り上げました)が、そちらは昨年で205系に置き換わりました。一方、こちらの107系は今のところ置き換えの予定はありません。当分は姿を見ることが出来るでしょう。

内部はロングシートの味気ない車内です。
それでは発車です。
[両毛線 3448M 黒磯9:23→高崎13:20]
《小山 11:31発》
この3448Mはなんと黒磯始発。小山駅で一度スイッチバックをします。しかし、両毛線⇔東北本線直通列車が2往復しかない(内1往復は宇都宮どまり)なあたり需要は多くなく、単に2両ロングシートの編成が宇都宮~黒磯の末端輸送に向いているからだと思われます。

両毛線は平地を単調に走る路線です。時折見える赤城山を始めとする山々がアクセントになる程度で、始終農地とも宅地ともいえない平野を行きます。

路線としての面白さはないものの、歴史は他の路線に引けをとりません。全通はなんと1889年。当時沿線は絹の産地で、前橋(高崎線。当時上越線は未開業)・小山(東北本線)を経由して東京方面に送るために作られました。
写真は全通前に新設された岩舟駅。

こちらは桐生~前橋が開業した時に設置された岩宿駅。木造駅舎が残ります。
両毛線の需要は高崎側に偏っていて、おおむね桐生と前橋で段差が付きます。本数で見ると小山~桐生が1時間に1本、桐生~高崎が1時間に2本程度です。

前橋を発車したときの車内。県庁所在地・前橋と群馬一のターミナル・高崎の間には大きな需要があり、ロングシートもおおむね埋まっています。前橋~上野間を直通する列車もあります。

新前橋からは上越線に入り複線となります。元は両毛線だったのですが、1921年の上越南線開業で上越線となりました。しかし、新前橋から上越線方面よりも前橋方面の方が本数も多く、両毛線が事実上乗っ取っています。

《高崎 13:20着》
2時間かけて107系は高崎にたどり着きました。ロングシートで耐えられたのは静岡で耐性が付いているから165系由来のモーター・MT54のサウンドに癒されていたからです。
余談ですが、両毛線経由にしたことで東北本線で未乗だった大宮~小山間を乗車でき、晴れて東北本線(IGR・青い森鉄道含む)を完走したわけですが、それがなかったら約2時間は短縮できました。
ということで、続きは次回へ。

十条駅で205系を撮ろうとしたら4本しか来ませんでした(泣)。
2013/12/27 9:13 十条駅

失意の中、205系で大宮に向かいます。
編成は第29編成。くしくもこの日見かけた205系はどれも違う編成でした。
[埼京線 935K 新宿9:01→大宮9:45]
《十条 9:13発》

座席が埋まっているので先頭に陣取ります。

23区とは思えないのどかな風景が広がります。

高架に入りしばらくしたところで新幹線の高架下に滑り込みます。この先が赤羽駅です。

《赤羽 9:16着》
赤羽では半数近くが下車。座る場所を確保できました。

浮間舟渡を出ると荒川を渡ります。

《戸田公園 9:23着》
戸田ボート場の最寄り駅・戸田公園に停車。この列車はここで通勤快速の通過待ちをします。
新幹線の線路をE2系が通り過ぎるところでした。

205系とE2系。

戸田公園は快速停車駅かつ通過線にホームがないため、追い抜きは通勤快速が運転される平日の朝夕に限られます。

やがて新鋭E233系の通勤快速が高速で通過していきました。

《戸田公園 9:26発》
上り列車の到着を待つことなく発車します。

《武蔵浦和 9:33発》
埼京線でも指折りの駅・武蔵浦和。日中の追い抜きはここで行われます。

南与野駅付近でE3系&E5系の「やまびこ」に追い抜かれました。E3系も秋田新幹線からは今年限りで引退することになっています。そういう意味では貴重な写真です。

《大宮 9:45着》
こうして、935Kは無事に大宮駅の地下ホームにたどり着きました。約4ヶ月ぶりです。

70-000形の快速新木場行。

後続の川越行き(E233系)がやってきました。

大きく『種別確認』の文字が躍る新宿寄りのホーム端。

205系は折り返し新宿行きとなりますが、205系とはここでお別れです。

エスカレータを乗り継ぎ地上ホームに出ると、185系が回送されていきました。大宮には車両工場があるので、多くの車両が回送されてきます。
この185系は「湘南ライナー」の回送でしょうか?

なぜか1両だけ回送されるオハネフ25(金帯)。奇妙の一言に尽きます。何の目的で……

大宮からは東北本線に乗り換えて小山に向かいます。
[東北本線(宇都宮線) 1650E 大船8:46→宇都宮11:39]
《大宮 10:14発》

小山が近づいてきました。
どうしてこんな説明が短いかというと、この間まったく写真を撮っていないからです。

《小山 11:10着》
向かいのホームには湘南色の115系が到着していました。この後乗り換える両毛線の車両です。もしかして、次の列車はこれ!?
……と思ったらすぐに回送になってしまいました。残念。

エスカレーターを上がり、両毛線乗り場に向かいます。
両毛線乗り場は東北本線や水戸線のホームから離れています。乗り換え連絡通路(=跨線橋)からさらに歩かされます。




その途中に掲示されているのが『小山駅長のつぶやき』。白黒で文字だけの代物ですが、内容が函館の話だったりスキーの話しだったりとにかく雑多
武蔵小杉の掲示(横須賀線乗り換え通路にある『よんれつ』の掲示)もそうですが、なんでこうも掲示が基地外じみているのか……

乗り換え連絡通路から3分ほど歩かされたところにあるのが両毛線専用乗り場の6・8番線。

かつては8番線の奥に7番線(切欠きホーム)がありましたが、線路や架線が剥がされています。

小山駅には駅そばのお店があります。

時間的にも昼飯時なので天ぷらそばを注文。冷えた身体に暖かいつゆが身に染みます。

次に乗る列車を確認。この107系が次の高崎行のようです。
2両編成を2本つないでいます。
一見ごく普通の通勤電車に見えますが、

こことか、

ここを見れば分かるように、165系の廃車発生品を再利用したリサイクル電車です。
(前者:クハ106←クーラーはクハ165の部品(AU13E)を再利用
後者:クモハ107←クーラーはモハ164の部品(AU79A)を再利用)

かつては日光線に仲間がいました(前年の年末帰省で取り上げました)が、そちらは昨年で205系に置き換わりました。一方、こちらの107系は今のところ置き換えの予定はありません。当分は姿を見ることが出来るでしょう。

内部はロングシートの味気ない車内です。
それでは発車です。
[両毛線 3448M 黒磯9:23→高崎13:20]
《小山 11:31発》
この3448Mはなんと黒磯始発。小山駅で一度スイッチバックをします。しかし、両毛線⇔東北本線直通列車が2往復しかない(内1往復は宇都宮どまり)なあたり需要は多くなく、単に2両ロングシートの編成が宇都宮~黒磯の末端輸送に向いているからだと思われます。

両毛線は平地を単調に走る路線です。時折見える赤城山を始めとする山々がアクセントになる程度で、始終農地とも宅地ともいえない平野を行きます。

路線としての面白さはないものの、歴史は他の路線に引けをとりません。全通はなんと1889年。当時沿線は絹の産地で、前橋(高崎線。当時上越線は未開業)・小山(東北本線)を経由して東京方面に送るために作られました。
写真は全通前に新設された岩舟駅。

こちらは桐生~前橋が開業した時に設置された岩宿駅。木造駅舎が残ります。
両毛線の需要は高崎側に偏っていて、おおむね桐生と前橋で段差が付きます。本数で見ると小山~桐生が1時間に1本、桐生~高崎が1時間に2本程度です。

前橋を発車したときの車内。県庁所在地・前橋と群馬一のターミナル・高崎の間には大きな需要があり、ロングシートもおおむね埋まっています。前橋~上野間を直通する列車もあります。

新前橋からは上越線に入り複線となります。元は両毛線だったのですが、1921年の上越南線開業で上越線となりました。しかし、新前橋から上越線方面よりも前橋方面の方が本数も多く、両毛線が事実上乗っ取っています。

《高崎 13:20着》
2時間かけて107系は高崎にたどり着きました。ロングシートで耐えられたのは
余談ですが、両毛線経由にしたことで東北本線で未乗だった大宮~小山間を乗車でき、晴れて東北本線(IGR・青い森鉄道含む)を完走したわけですが、それがなかったら約2時間は短縮できました。
ということで、続きは次回へ。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます