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Local-Liner ~静サツ雑記帳

静岡運転所札幌派出所=静サツへようこそ。
札幌圏の鉄道を軸に、気ままに書き連ねていく日記です。

学園都市線ディーゼル、最後の日々 ~Focusing the last operations 10月26日編 その4

2012年12月24日 | 鉄道 ‐ 北海道
 年末は帰省することにしました。
 27日から1月5日までなので、その間ブログは更新できない公算が高いです。
 [重要]帰省=乗り放題
 ……違うか。

  前回・10月26日編その3はこちら
  前々回・10月26日編その2はこちら
  第7回・10月26日編その1はこちら
  第6回・10月25日編はこちら
  第5回・10月24日編はこちら
  第4回・10月22日編はこちら
  第3回・10月19日編その2はこちら
  第2回・10月19日編その1はこちら
  第1回・10月12日編はこちら
  初回・あらすじはこちら

 12時に札幌に着いてから、カメラの充電をしに一度家に戻りました。
 そして15時、もう何度くぐったかわからない札幌駅の改札へ。 



 一般型(キハ40系列+キハ141系列、ただしワンマン用のキハ40形400番台を除く)最後の活躍の場となったのは15:20発のあいの里公園行1585Dと、その折り返しの札幌行1582Dです。
 さっそくホームに上がると既に列車が停まっていました。さっそく一枚……とその時。

  

 なんということでしょう。被るように小樽から列車がやってきてしまいました。この721め。



 粘ることおよそ5分。やって消えたので一枚。よく見ると、昼に乗った列車と同じ編成でした。



 ホームの向かいには昨日と同じく「オホーツク」の姿がありました。網走側の先頭にはキハ183‐104。キハ183形100番台は、電源用車だった珍車キハ184を改造して生まれた先頭車で4両が作られましたが、現在はこの1両を残すのみとなっています。



 ホーム幅が広いので快速エアポートを合わせたスリーショットは難しいです。

 

 営業運転最後の表示はどちらも「あいの里公園‐札幌」。さすがに「試運転」を出すようなへま(この記事を参照)はしませんでした。



 始発ですが、中は意外に混んでいます。



 昼と同じ編成なのでラストランの表示もすぐに見つかりました。どれだけの乗客がこの文字に目を留めたことやら……



 いよいよ最後の学園都市線ディーゼルの旅に出発です。

[札幌15:20→あいの里公園15:52]

 あいの里公園までは本数も駅数も北側(石狩当別方)より明らかに多いです。札幌からあいの里公園までは11駅、あいの里公園から石狩当別まではたった2駅しかありません。しかし、あいの里公園以南(札幌Side)は一駅あたりの距離が短いので、札幌までの営業キロと石狩当別までの営業キロは(駅数の5:1に比べて)およそ3:2にまで縮まります。
 さらに、高架・複線で住宅ばかりが広がるあいの里公園以南は駅が多く単調なのに対し、あいの里公園以北では石狩川を越え、北海道らしい緑の大地を高速で駆け抜けます。路線としてどちらが面白いかと言われれば、断然あいの里公園以北です。



 そんなわけで、特に何もなくあいの里公園に着いてしまいました。急な加減速に向いていない気動車は、住宅ばかりが続くあいの里公園以南での運用より、やはり雄大な北の大地を走らせる公園以北の運用が向いています。



 4時になり日が傾きだしてきました。これが12月になると4時には日が暮れます(事実)。



 一度駅舎を抜けると、駅舎は朝同様高校生の姿で溢れていました。この時間に高校生を見ると、部活は何をやっているんだろうと考えてしまいます。高校時代吹奏楽部だった自分は、こんな早くに帰ることなんてありませんでしたから。

 

 キハ201系の580D、721系の587Mが立て続けにディーゼルの脇を発着していきます。両列車とも着くなり人が乗り込んでいきますが、すでに飽和状態だった587Mはかなり窮屈そうでした。

 

 午後に入ったからか同業者の姿もかなりいます。とは大違いです。



 あらためてキハ141‐13を眺めます。この顔も今日で最後です。



 影が伸びる中、PDCとキハ48による、学園都市線(一般型)ディーゼル最後の営業列車があいの里公園を出発します。

[あいの里公園16:13→札幌16:46]

 エンジン音に耳を傾けながらの最後の車窓は、オレンジ色に染まっていました。

 そして16:46、無事札幌に到着しました。



 特徴的な一人掛け座席とも、



 無理やり設置した挙句デッキからしか入れないトイレとも、



 国鉄型の気動車を思い起こさせる(※注:改造はJRになってから)運転とも、これでお別れです。



 先頭車付近には10人近くが群がって、最後の記録をしていました。もちろん自分も。



 表示が「回送」に切り替わり、気動車は苗穂に向かって最後の力走を始めます。学園都市線でも活躍をする731系と並んだ姿は、まさしく今回のダイヤ改正を象徴する構図でした。


 ブログ開設以来およそ2か月続けてきたシリーズも、これで終了となります。閲覧ありがとうございました。
 これで札幌の鉄道事情は一段落するので、旅行記の方に手を付けていきたいと思います。
 とりあたっては「ダイナミック帰省」と「久留里線」から始めようかと思っています。
 ま、久留里線も1ヶ月たってるわけですが。


P.S. 札沼線取材にあたっては、正規の切符で入場しています。
   改札から出ないからといって入場券だけで乗るのは不正乗車ですし、鉄道会社にとっても(コスト的な意味で)迷惑なので絶対にやめましょう。


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