Local-Liner ~静サツ雑記帳

静岡運転所札幌派出所=静サツへようこそ。
札幌圏の鉄道を軸に、気ままに書き連ねていく日記です。

ダイヤ改正に合わせて行った結果がこれだよ! その14(終) 「ひたち」の世代交代 乗車編

2013年06月20日 | 鉄道 ‐ 旅行(2013年)
[種別:特急 常磐線 2075M フレッシュひたち75号 上野23:00発→勝田0:30]

《上野23:00発》



 651系ラストランとなるフレッシュひたち75号。席を取ったのは1号車です。200系同様グリーン車は完売だったのは言うまでもありません。時間的に、こんな時間でグリーン車に乗り通す人は、趣味人以外には考えられません。



 こちらが証拠写真。ここに来るまでに使った切符も一緒に。見づらいですが『1号車4番D席』とあります。



 テーブルに貼られた編成表。



 23時22分、東武野田線と接続する柏に到着。この先、「フレッシュひたち」の停車駅は格段に増えます。駅間ごとの所要時分で見てみると、上野~柏の22分が最大で、あとは軒並み10分内です。

参考)《時刻表》
上野 23:00発
柏  23:22発
取手 23:30発
佐貫 23:36発(この先土浦まで5駅連続停車
土浦 23:52着/23:53発
石岡 0:03発
友部 0:15発
水戸 0:24着/0:25発
勝田 0:30着

 取手を発車後すぐに、車内灯が消えました。ここには直流と交流の境目であるデッドセクションがあり、取手以南の直流区間から交流区間に入る前に切り替えスイッチを入れるためしばらく車内に電気が通じなくなるからです。しかし、最近の車両ではデッドセクション通過中でも電気が落ちないシステムになっています。普通電車は415系やE501系からE531系に置き換わり、既に見れなくなっています。今回のE657系による置き換えで、デッドセクションでの消灯は見られなくなります。
 『車庫』に消灯時の動画を載せておきます。



 連続停車をつづけ、23時52分に土浦に到着。

 日付が変わり、3月16日。ダイヤ改正の日ですが、651系の走りは止まりません。終点の勝田に着くまでがラストランなのですから。



 0時15分。友部に到着。水戸線を分ける駅ですが、既に終電の時間(22時45分)は過ぎており、水戸線の電車の姿はありません。



 代わりというのはなんですが、この駅でE531系の普通列車(1469M:上野22:17→勝田0:39)を追い抜きます。首都圏の電車にとって、0時はまだ早い方。勝田行最終の1473M(上野23:12発)が終点に着くのはなんと1時15分。ちなみに朝の始発は4時32分(1320M)です。休む暇もありません。

 残すところ停車駅はあと二つ。ちょっと車内を見てみましょう。

 

 運転室の機器類。



 内装・外装ともに白を基調としている651系ですが、扉部は黄色が自己主張しています。この黄色が、その後E653系のパステルカラー三昧に繋がる基礎を作ったのではないでしょうか。



 入り口付近。



 車内設備の案内。



 4号車のグリーン車にお邪魔してみました。車内全体にお休みムードが漂っています。「はまなす」の座席車の方がまだ活気がありましたよ?



 0時24分、水戸に到着。ラスト5分です。




《勝田 0:30着》



 上野から1時間半。終点の勝田に到着です。



 ホームでは時刻表の張り替え作業が行われていました。そういえば、今日からダイヤが変わるんでした。



 最後の定期運転を終えた651系は、この後勝田駅に隣接する車両基地に入ります。既に時間は深夜。651系をしんみり見送る……予定だったのですが、先頭部はご覧の有様。



 みんな少しでもいいアングルから撮ろうと必死です。もう一度言うと、現在0時半です。良い子はもう寝る時間だよ!



 5分ほどで651系はゆっくりとホームを離れ、二度と戻れない旅に向かいました。
 余談ですが、最後まで前面の表示は「スーパーひたち75号」のままでした。



 側線に停泊中のE653系。ここにいるということは、「フレッシュひたち57号」(E653系最後の勝田行「フレッシュひたち」)に使われた車両でしょうか。



 そこに、友部で追い抜かしたE531系の普通列車が並びます。



 工事中の改札を抜け、ホテルまで歩きます。
 本日の宿は「ニューセントラルホテル」。勝田駅から1kmほど離れたところにあるホテルです。勝田は駅周辺にホテルが少なく、これより遠いホテルは車で行かないといけないレベルの遠さです。日立関連の企業が多く立地する土地柄、車がメインとなっているからでしょう。
 キャリーを引きずりながら、人通りの絶えた通りを歩くこと15分。ホテルに到着しました。遅れる旨はすでにホテル側に伝えていました。「フロントにカギが置いているのでお取りください」との説明を受けていたのでフロントを見ると、自分のを含めて7部屋分の鍵が……あとは分かるな?

 翌日――というか同じ日なわけですが。
 午前9時半ごろ。揚々とホテルを出立。
 


 こちらが泊まった「ニューセントラルホテル」。



 外観。

 地図で見ると、どうやらひたちなか海浜鉄道の日工前駅が近いとのことなので、歩いて行ってみることにしました。



 5分ほどで駅が見えてきました。ホームが一本あるだけの小さな駅です。「日工前」という名前は、写真左側、通りを一本挟んで立つ日立工機勝田工場からつけられました。



 入り口はひっそりとしています。かつては従業員専用の駅だったため、簡素な作りです。
 勝田方面の時刻表を見てみると、列車は行ったばかりで、次の列車は30分後とのこと。
 仕方なく駅の方に向かって歩いていると……



 おや?



 三木鉄道からやって来たミキ300-103ではありませんか!
 ミキ300形は、富士重工のレールバス「LE-DC」シリーズ末期の車両(その後富士重工は車両製造から撤退)です。同型の車両に、明知鉄道のアケチ10形、信楽高原鉄道のSKR310形、長良川鉄道のナガラ300形などがいます。
 2006年に三木鉄道が廃線になった後、比較的新しかった当車両をひたちなか海浜鉄道が購入。三木鉄道時代と変わらぬカラーリングで、兵庫からはるか離れた茨城の地で元気に走り続けています。

 ひたちなか海浜鉄道の線路に沿って、勝田駅に向かっていると、



 E501系の普通列車が通過。



 さらに415系の普通列車が過ぎていきます。



 後追い。



 15分ほどで勝田駅に到着。



 丁度いいタイミングで「スーパーひたち22号」が到着。デッキに乗り込みます。

[種別:特急 常磐線 22M スーパーひたち22号 いわき9:19→上野11:35]
《勝田10:20発》



 市境の川を渡ります。

《水戸10:25着》

 このまま乗っていけば上野に着くのですが、ただでさえ金欠の旅をしている中で1300円(勝田→上野の自由席特急料金)は大金です。なので、乗車は次の水戸まで。



 ホームに降りると、昨日までは現役だったE653系形のキオスクがお出迎え。ダイヤ改正を迎えましたが、この売店はこのままなのか、それとも、E657系仕様になるのか……
 
 さあ、連絡階段を上って、勝田駅でギリギリ乗り遅れた普通列車(1372M:勝田10:14発、水戸10:20着/10:31発)に乗り継ぐことにしましょう……え? 特急専用改札? これ通らないと乗り換えられないの? 聞いてないよー……
 一駅だったら検札もないと思ったのですが、どうやらそうは甘くないようです。仕方なく500円を払います。たった1駅で500円……

[種別:普通 常磐線 1372M 勝田10:14→上野12:40]
[種別:普通 山手線 外回り 列車詳細不明]

《東京 13:00頃》


 E531系でのんびりと東京に戻ってきました。帰省もいよいよ終盤(帰省にそんなものがあること自体異常ですが)。
 トリを飾るのは700系です。いや、別に新幹線じゃなくても帰れはするんですけど、そろそろ乗り飽きてきちゃったので……もう、(新幹線に)乗っていいよね?

[種別:新幹線 東海道新幹線 こだま659号 東京13:26発→名古屋16:14]

《静岡 14:55着》


 というわけで、3月の帰省はこれでおしまいです。実に3か月にも渡り(しかも無更新期間がのべ1ヶ月弱)続けてきたこのシリーズ、いかがだったでしょうか。
 私はダイヤ改正前にこれでもか! というぐらい乗れて大満足でした。
 今週中に恒例のシリーズまとめの記事を作成します。


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