今回の上高地宿泊は、河童橋前の五千尺ホテル上高地。
創業100年を超える、上高地ではじめてつくられた宿泊施設の一つ。
上高地帝国ホテル同様、本格的なフランス料理を提供するホテルだが、
帝国ホテルにはない大浴場がある(温泉ではないが)。
部屋の窓からは河童橋と穂高連峰が見えるのだけど、4階のお部屋が一番眺めがよく、
グレードも高い。
ワタシたちは2階のリーズナブルなお部屋だったけど、広さも十分でとてもキレイな部屋。
そして大満足だったのがお食事。
夕食は2階のダイニングで、河童橋を眺めながらのフレンチのフルコース。
↑ 18時からのスタート、まだ外は明るい。
↑ アミューズ:ホワイトアスパラ三重奏 パテドカンパーニュ
グラスに入ったホワイトアスパラのクリーム・ジュレ・ムース。お皿も個性的。
↑ 前菜:信州サーモンのスモーク ホタルイカのサラダ
信州サーモンが結構大ぶりで、上にゼリー状のソース?がかけてある。キャビアとイクラも
ホタルイカのサラダには香りの強いチーズ。
↑ スープ:鶏コンソメと野菜のスープ
蓋つきの陶器で供され、蓋を開けると香りがいい。
鶏の手羽先の骨を取り除いたものが入っているので、食べやすい。
なにより、コンソメの出汁が最高。
↑ お魚料理:真鯛のポワレ・桜燻製したヴァンブランソース
↑ お肉料理:長野県産牛フィレ肉のグリエ・シェリービネガーと甘酒のソース
メインが二品で、お肉のボリュームも結構あったので、
ここでもうかなりお腹がいっぱい。
いやもうそれぞれが美味しいので、スープまででも十分満足がいくくらい。
↑ デザート:三才山産黒苺・ピスタチオのシフォンケーキ・大信州酒造酒粕のアイス
これ、実は仕上げにイチゴに苺のシェリー酒がかけられていたそうなんだけど、
チェックインの時に、ワタシがアルコールアレルギーだと伝えておいたので、
お酒を抜いたものに仕上げてくれた。
デザートは2種類から選べるので、もう一つのフルーツのほうもあったのに、
そちらを勧めるのではなく、ワタシの食べたいほうに工夫を施してくれたのが、気遣いあるよね~
↑ 食後のハーブティーとパティシエ特製小菓子
ハーブティーは好みでないので普段頼まないんだけど、これが思いのほか美味しい。
ハーブの独特な青臭さはなく、しかも時間が経つとより深みが増して味の変化がはっきりしている。
渋みもないので最後までゆっくりいただけた。
お菓子は、レモンのどら焼きがお腹いっぱいでも食べてしまう美味しさ。
小さく作ってくださっているのが心憎いというか
今回のフルコースはどれも美味しく驚きに満ちたものばかりだったんだけど、
最初にインパクトがすごかったのが、実はパンに添えられたバター。
なんと、燻製されている。
一体どうやってこんな香りが付けられるのか?と思って尋ねたら、
『桜のチップをいぶした上にバターをのせるのだけど、溶けてしまうので上に氷を乗せておく』とのこと。
えええ?????
製作現場を見てみたい。。。
このバター(写真ではテーブル中央にある四角いお皿の上の小さい2つのカタマリ)、
「今日のバターも燻製バター?」って尋ねているリピーターと思しきご婦人もいたので、ホテルのウリなんではないかな。
夕食に2時間もかけたの久しぶりだ~
ほんと、ゆっくりと、美味しい時間をありがとうございました。
そして翌朝。朝ごはんも美味しい。
↑ 五千尺ホテル上高地伝統の豚汁とおにぎり。
五千尺ホテルの朝食は、卵料理(オムレツ・スクランブルエッグ・目玉焼き)を選び、
サイドメニューはパン・おにぎり・お粥を選ぶ。
そして豚汁と飲みものは好きなものを選べる。
(ジュースの種類豊富)
卵はオムレツにしたので、普通ここはパンなのだろうけど、
おにぎりが美味しそうだったし豚汁もあるしね。
食べ終わったらデザート出てきた。
↑ プリン(パッションフルーツソース)と小さいフルーツ盛り合わせ
五千尺ホテル、ご飯もだけどスタッフの方々のホスピタリティも温かく、
居心地よく大変満足でした!!
また泊まりたいけど、なかなか予約難しい~
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