7月20日
■昨晩、NHKで暗号資産の歴史を紐解く番組を観た。目新しい話はなかったけど、とても面白かった。
■暗号資産とはこれまでの国家や銀行の役割を暗号に置き換えたものです。だから、ビットコインの発明は国家による中央集権的な経済システムの終焉を告げるはずものだったが、情けないことにビットコインの価値が上がったのも国家がこの暗号資産の価値を認めて、これに人間が飛びついたからだった。
■テレビで有名な某夫人は、オリンピックを成功させ、この国に力があるところを世界に・・・と言っていたが、そんな古い考えがまだいいと思っていて、堂々とこれを言う人がいることに驚いた。そもそもスポーツに政治を持ち込まないというのがオリンピックの根本理念のはずだが。
■役所や大病院でのクラスター感染の多くが偉い人の送別会だった。オリンピックの現状の縮図だと思うが。五輪貴族やスポンサーのためのオリンピックがどうなるか、先が見えすぎているんだが。
■小山田氏とか絵本作家とかが、昔の話でなんでこんなことに。まったく意味がわからない。小山田氏の辞退は彼が当時から反省していないという判決なのだろうが、人のことを言えた話なのか。この国がやり直しが効かない社会であることは100年経っても1000年経っても変わっていないにちがいない。
■正義のかけらもない時代にこれほど正義がまかり通る時代はない。昨日だったか、性暴力加害者更生施設の代表が性暴力で逮捕されたが、現代日本とはまさにこの代表のような人間の集まりなのだろう。