京都牝馬S
16年から現在の距離になり、昨年一昨年は阪神で施行されたため実質5年の歴史しかない。
今年は実績で勝る馬に勢いに乗る馬にと、いいメンバーが出揃った。しかし、今年は実績馬に理由ありが多い。
まずG1馬ナムラクレアは緒戦。本気度は低い。ウインシャーロットは近走が重賞で②②④着、1400Mで負けたのはその④着の阪神牝馬Sのみとここで勝つには申し分のない実績。しかし、阪神牝馬S以来1年近くぶりの出走となる上、病み上がりの逃げ馬に今の荒れた馬場はどうか。メイケイエールは昨年一度も勝てず。ロータスランドは今年7歳となり、4,5歳しか勝ち負けしていない同レースでは期待が薄い。
◎ソーダズリング
前走は着順ほど見せ場を作れなかったソーダズリングだが、京都コース、距離短縮、今の時計を要する馬場がすべてこの馬にいい方向に働きそう。
大和S
17年から20年まで京都ダ1200M戦だったが、今年は同じ条件に戻る。コース的に先行有利で、当レースも例外ではない。
人気薄の好走には似たところがある。17年7人気②着馬(追い込み)、17年12人気③着馬(距離短縮、追い込み)、18年9人気①着馬(逃げ)、19年7人気③着馬(距離短縮、追い込み)、20年6人気②着(距離短縮、逃げ)、20年11人気③着馬(距離短縮、追い込み)。脚質的には逃げか追い込みで、前走をより長い距離で凡走してここで人気を落とす馬が狙い目となる。
穴馬としてオーヴァーネクサスとメイショウウズマサを狙う。ともに昨年12月のギャラクシーS(阪神ダ1400M)からの臨戦となる。
ウズマサは長欠明け3戦目。復調気配は感じられないが、実績は今年の顔ぶれなら最上位の1頭。先手を奪えそうなメンバー構成。距離短縮で粘り込みが期待できる。すでに8歳だが、当レースでは上記穴馬6頭が6,9、7,6,6,8歳と高齢馬があなどれない。