12日
■私の地元に洋◯丁という洋食店があります。この名前を検索すると、検索候補に「洋◯丁 アームロック」が出てくる。

■この店はかつて漫画「孤独のグルメ」に取り上げられたのですが、その漫画の中で、態度が悪い店主が主人公にアームロックで成敗されるのです。しかし、これは昔の話であり、当時の店主は今の店主ではない。
■ところが、ネットには情報だけが残った。漫画を読んだファンが店に嫌がらせ目的で来店するのだという。店主には寝耳に水です。
■店主になにをされたのであれ、店内でアームロックはありえない行為だが、そこは漫画です。作者の心の中に、店主を懲らしめたい気持ちはあったにしても、アームロックをやったわけでは当然なく、代わりに漫画の主人公にやらせたわけです。嫌がらせ目的で来店したファンはそんなフィクションの意味もわかっておらず、彼らの行動について作者の責任を問う世論も同様です。