31日
■12,3年前にデータ分析会社が競馬で儲けた金を脱税した事件があったんですが、当時の競馬ファンにとっては、けしからんと思うよりもまず、なぜ儲けることが出来たのか?に関心があったようです。
■この事件を調査分析した慶大経済学部教授の論文を昨年末に読みました。
■データ分析会社は当時新設された三連単という馬券に注目しました。これは1着2着3着の馬を着順通りに当てる最も難易度が高い馬券です。
■難易度が高いし、当たれば儲かるから、みんな手広く買うんですね。だから、人気薄の馬が必要以上に買われることになる。こうなると逆に相対的に妙味が出るのは人気の馬の方ではないか?彼らはそう考えたのです。
■で、会社はどんなふうに買ったか?絶対に馬券にならないだろう馬を3頭程度消して残りを全部買い、人気がある方から投資額を盛っていったのです。
■馬券はすでに25%負けてます。JRAの取り分として控除されているわけです。これが三連単が現れる以前は馬券の売れ行きを悪くしていたんですね。JRAとしてはもっと馬券を売りたい。そこで25%を楽に回収できる三連単という馬券を開発した。これに多くの人が飛びついたわけです。今でも三連単は最も人気のある馬券です。しかし、私の考えではこの券種をなにも考えずに買えば損するだけです。事実、三連単馬券の回収率は75%どころではない。そもそもがJRAが馬券を売るための馬券なのです。
■競馬はマネーゲームです。買い方を考えず、漫然とやっていてはそりゃ儲からないです。トリガミに前向きになることも必要。1円にもならなかった、という事態だけは避けたい。的中率100%が目標です。
■いろいろ考えた末、最近はこんなふうに買うようになりました。
単勝
◎8倍○7倍▲6倍☆2倍
※△が500円だとすると◎は4000円ということ
馬単
◎→○(8倍)▲(7)☆(2)△(1)
△(1)
○→▲(6倍)☆(2)△(1)△(1)
▲→☆(2倍)△(1)△(1)
◎←☆△△
ワイド
◎→○(8倍)▲(7)☆(2)
○→▲(6倍)☆(2)
▲→☆(2倍)
■先週末の根岸Sは1.6倍の馬が①着、他も人気どころでしたが、それでも300%程度になった。芸人で競馬予想家のじゃいさんはこのレースは儲からないと見て買いませんでしたが、買い方しだいではどんなレースでも儲けは出るのです。