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幸せになりたい

なんというのかな、私は私が「私」と呼ぶところの安心感のなかで生きてる。でも、私がいつも感じているいつもの私みたいなのは私自身の影のようなもの。私が私を感じるなんて、それこそ矛盾した命題なわけだから。他人がいるからこそ、私がいる。私がいるというか、私が私自身を感じる強い弱いがあるだけで、人生そのものは、死んだように生きるか、死ぬほど生かされるかの、どちらかしかない。

私はときどき、他人への慈悲深い眼差しのなかに私自身の姿を見る。私とは違う私、あるがままの私、新しくて、輝かしく、不安も恐れもない。

弱さからくる他人への情愛はいつも失敗する。ひとは他人に同情するよりも先に、まずは自分のことを考え、自分が幸せにならないと。自分が幸せであり、それがどんなものであるかわかっているからこそ、他人にも幸せになってほしいと心から思える。

私はとりあえず生きているとはいえ、まだ生きたことがない。幸せになりたいと、この世界でいつも奮闘している。生きるとはどういうことだろう?というか、どうすれば生きていけるというんだろう。答えを出せずに、自分はどうしようもないやつだと強く思うとき、こんな私をも生かそうとする素晴らしい力がこの世界にあることに驚き、生きていることに感謝し、同じ問いに私は戻ってゆくのです。

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