【中御門天皇】は東山天皇の第五皇子として元禄14年〈1701〉に生誕された
第114代【中御門天皇】 月輪陵の制札の歴代天皇の部分
皆さんご存知ですか毎年四月二十八日が「象の日」と云う事を
以前にこのブログ「松凬からくり帖」で紹介しましたが・・・
まさか!中御門天皇のブログに再登場するとは思いませんでした
記録上、我が国へ象が初めてやってきたのが応永十五年〈1408〉なんです
京の都で【中御門天皇】が・・江戸では将軍〖吉宗〗が見物したのが
6回目の渡来となる、享保14年のことになるんです
享保14年4月26日に京都入りした象一行は、大仏前で休息したりして
4月28日に、御所の清涼殿に象舞台を作り天覧象見物となります
これには、中御門天皇、霊元上皇をはじめとして左大臣・右大臣などが見物
4月28日が「象の日」になったのは、天覧の日を記念してのことでしょう
いくら6度目の渡来とは言え、ほとんどの日本人は象を見るのが初めて
長崎から江戸に向かう道中は、大騒ぎだったようです
そんな中で、中御門天皇は是非見物したい、と希望されたのでした
次に面白いのが、象はもちろん、無位無官でしから産内の資格が無いと問題に
そこで急遽「広南従四位白象」と云う称号が与えられたのですからお笑いです
この後、象一行は江戸へ向かい、将軍「吉宗」に拝謁するのです
さて【中御門天皇】ですが、大変に芸術の才能に溢れ、弦楽・和歌・書道に堪能でした
特に笛は、御所にキツネが聞きに来るほどの名手だったとされています
霊元天皇の崩御のあとに、親政を行うのですが第一皇子桜町天皇に譲位
しかし,譲位されて僅か二年で崩御されています
諡の「中御門」は御所の門の一つで、内裏の東面にある「待賢門」のこと
下が大変珍しい・・・【月輪陵】を空から撮影した写真です
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